あの日から1年

2023年10月19日 KT Zepp Yokohama『FISH TANKer's ONLY 2023』

あのステージからから1年
 2023年10月19日 きっと大丈夫と信じて会場を後にして…
 2023年10月24日 大切なお知らせを読んで…
 2023年11月18日 豊洲PIT、2023年12月2日 仙台GIGSに足を運んで…
 2023年12月09日 THE CEREMONY -櫻井敦司へ- に参加して…
 2023年12月29日 バクチク現象-2023-を見届けて…
 2024年09月21日 新聞で新譜の発表と新しいアーティスト写真を見て…
その間にも、過去のコンサート映像の放送や配信、ヒロシさん、永野さんの動画配信、関ジャムでの特集などもあったり、音楽と人のメンバーのインタビュー、ファンクラブ会報でメンバーの気持ちや覚悟を読んだり…

1年を過ごしてきて、櫻井敦司が亡くなったという事象自体は理解できるようになったものの、納得、受け入れはまだできていない
櫻井敦司という存在が、価値観…人格形成に踏み込むレベルで影響を与えていて、その喪失があまりにも急過ぎたため、自分の中で消化していくにはまだまだ時間がかかるし、完全に消化することは無く、ずっと思い出を抱えながら今後も過ごしていくんだろうなと思っている。

最初に櫻井さんをみた感想は「世の中にはこんなに綺麗な男の人がいるんだ…」だった。退廃的な世界観と死生観、ヴォーカリストとして進化していく歌声、視線、指先まで計算されたステージング
中高生の多感な時期にその世界観に触れて抜け出せなくなり、好きになってから30年以上、コンサートに参加するたびに「私の知っている格好いいBUCK-TICKを超えた、超格好いいBUCK-TICK」を見せ続けてくれた。
異空ツアーに参加した人の多くは思っていたと思う、ヴォーカリスト櫻井敦司の全盛期はまだこれから先にあって、まだこれからもずっと進化し続けていくものだと…

『私が思う』櫻井さんは、暗闇の中から彼方に見える光を綺麗だなぁ、素敵だなと見つめながら、自分の居場所はここにあるんだと暗闇の中で歌い続けていた人であり、ステージ上でだけ見ることのできる共同幻想のような非現実的な存在であり、それでいて、大好きな猫ちゃんには赤ちゃん言葉で話しかけて、素では群馬のにーちゃんというギャップに悶え狂わせる人。
最終的には人類美の人として見ていたと思うし、好きを通り超えて信仰に近い心情にまで昇華していたと思う。

今井さんの作る音が大好きで、星野さんの作る曲が大好きで、ニコニコゆらゆらベースを弾きながら、ごつごつした手のユータさんが大好きで、ふわふわお手々で髪を立て続けているアニイが大好きで…
BUCK-TICKファンは〇〇担当!みたいな個人ファンというよりも、〇〇強めのバンドファンで、5人でいるBUCK-TICKが好きだった人が大半だと思う。
新しい音源は、櫻井さんのヴォーカルを前提として作られた今までのBUCK-TICKと異なる音楽性になっていく事は理解はしているつもりで、それでも彼らを応援し続けて行くし、第二期 BUCK-TICKの音源を聴いたときにまた心の変化があるのかもしれない。最新が最高のBUCK-TICKだから

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