【雑記】修了考査は基本的に途中退出するべき

修了考査を受けて強く感じたことが1つあるので書き残しておきたいと思います。
修了考査では基本的に試験終了時刻まで会場に残らず、途中退出すべきだと思います。私は職業倫理以外の全ての科目で途中退出しました(最後の科目である職業倫理だけは途中退出が許されていなかったのでやむを得ず最後まで席にいました)。
途中退出するデメリットはかなり小さく、メリットは大きいです。

まず、短答・論文でも皆さん経験された通り、試験終了時刻まで会場にいた場合、答案用紙の回収が終わるまで会場で拘束されることになり、試験委員が回収した答案用紙の確認を終えるまで拘束されるのでかなり時間がかかります(確か論文の時は申告するとお手洗いには行けたような覚えがありますが)。
これは修了考査でも同様です。唯一最後まで会場にいた職業倫理の時にチェックしていましたが、試験終了から退出まで15分くらい自席で待たされることになり、本当に無駄な時間だと思いました。
途中退出は試験終了時刻の10分前までなら可能です。つまり、3時間の試験科目なら2時間50分の時点までなら退出可能、それを過ぎると解放されるのは答案の回収が完了した3時間15分の時点になるので、自由に使える時間に25分もの差が生まれるのです。
25分勉強に使えれば、かなり多くの知識を覚えたり思い出したりすることができます。また、試験会場の出入り口も混雑しないし、試験会場近くのコンビニや昼食スポットも混雑する前に利用できるので、昼休みの時間を有意義に使えます。

一方、途中退出するためには当然ながら回答時間の最後の10分を捨てることになるのですが、これは個人的にはほとんどデメリットにならないと感じました。
短答・論文と比較して、(計算問題を含む会計実務・税務実務ですら)回答時間にはかなり余裕があります。2時間50分あれば解ける問題は全部解き終わりますし、解けない問題はそもそも時間があっても解けない問題なので手を付ける必要はありません。
実際、途中退出する際に会場を見渡して、その時点でまだ手を動かしている受験生は多くなかったように思います。もし3時間丸々書き続けられるくらい広い論点を学習しているとしたらそれは限りなく確実に合格できる超上位層であるケースか(そういう方はこんな記事を読む必要はありません)、そうでないなら自分のキャパシティを超えて手をを広げすぎている、即ち学習戦略の失敗です。短答・論文ほどではないかもしれませんが、あくまで試験勉強の基本は狭く・濃くです。

で、解ける問題を解き終わった後に何をするかというと、皆さん何となく時間を持て余して見直しなどしているわけなのですが、ぶっちゃけ最後の10分で見直してミスが見つかって得点が上がる可能性ってそんなに高くはなくないですか? 
まあゼロではないとしても、同じ時間を使って次の科目の詰め込みをした方が得点への貢献は大きいと思います。ましてこのケースでは10分捨てると25分を得られるのです。
試験を解き終わって手持無沙汰なのに最後まで会場に居残ってしまうのは、幼少期に「試験を解き終わったら見直しをしなさい」というのを教師から刷り込まれたのがまだ抜けていないだけだと思います。
人生で大事なのは教師の言いつけを守ることではなく自分の目的を果たすことです。

一応逃げというか予防線を張っておくと、上記は当然に個人差がある話であって、試験時間最後まで居残るメリットの方が上回るという方もいるでしょう。
ただ、直感的にはおそらく多くの方がその見極めを間違えている、例えば全受験生の7割くらいは途中退出するメリットの方が大きいのに実際に途中退出する人はかなり少数派(1割いないくらいだと思います)とか、そんな感じだと思うので、固定観念をとっぱらって自分はどっちタイプなのか?は冷静に考えた方が良いと思います。

付け加えると、上記の戦略で時間を捻出しても休憩時間中にTwitterなど開いていては台無しです。
初日の朝に試験会場に無事到着した時点でスマホは地面に叩きつけて破壊するようにしてください。

それでは皆さんの健闘をお祈りしております。


いいなと思ったら応援しよう!