全道大会 2日目
また今日も雑考まとめておきます。
⑥旭川明成高等学校
作品名:Who knows?
新幹線でテロを起こした死刑囚と、刑務官。心臓移植が必要な娘。死刑囚は死刑が決まるが…。命ってなんだろうね。
死刑物。死刑物と一括りにまとめて良いのかわからないが、高校生が演じること、考えることに意味があると思う。
命ってなんだろうか。そこに答えなんてないけども考えなければいけない。
緊張なのか演技力の差がとても気になってしまったのがもったいない。
⑦札幌北斗高等学校
作品名:『お母さんの彼』(ハハカレ)
最近の彼氏の様子が少しおかしい。金縛りにあったりするらしい。そんな中、友達から彼氏と自分の母親の密会現場を伝えられ…。
既成台本ではないのもあり、今のところ一番全国に近いのではないかと個人的には思った。
音楽等に頼りすぎることもなく、しっかりとまとまっていて流れに違和感もなかった。
面白かったです。あと、彼氏!かっこよかった!ターボレンジャー!
⑧北海道釧路明輝高等学校
作品名:平成レトロ
願いが配達されると書かれたポストを見つけた生徒たち。見える人と見えない人がいるようで・・・。生徒たちはどんな願いを叶えるのか。
地元2校目明輝高校。明輝高校は創作台本ながら毎年見やすいものを作ってくるイメージがあります。
今回もそんな感じ。
途中の説明台詞がすごい説明台詞だったのが少し気になりましたが、笑いあり友情ありの良いお話でした。
⑨北海道新篠津高等養護学校
作品名:オツベルの象たち
家の事情で勉学に励みつつ、大学に行くためにバイトを掛け持ちする主人公。そんな中、バイト先に障がい者が入ってきた。大学に行くための勉強もしなければいけないが、仕事も忙しくなっていき・・・。
今のところ、今回の全道大会で一番好きな作品かもしれない。
障がい者だからこそ伝えられる演劇。当事者だからこそわかる演劇。
舞台セットの作り方も、演出も、役者もそれぞれがそれぞれの場で活きるように作られていて、ただただ感心した。
普通に公演やってほしいです。
⑩北海道余市紅志高等学校
作品名:神輿
生徒会室に神輿の部品を運び込む男子生徒たち。神輿を作りながら色々な話をしていると、外からは「クマ出没」の放送が聞こえ、生徒会長のおじいさんがクマに襲われたという話へ・・・。
始まりと終わりがしっかりしてない印象はあった。所謂オチが微妙?
ただ演技に関しては非常に自然で、楽しそうに演じていた。普段の中の良さが伝わってくるようだ。
演劇部は女子の比率が多いイメージだが、男子6人でできる芝居も良いと感じました。
⑪北海道帯広柏葉高等学校
作品名:ぼくらのみかた
花火大会の日。好きな子と花火大会を見に行くお兄さんに色々なアドバイスをしている妹と妹の友達。という設定のお芝居を作り上げようと過去の映像を観ながら奮闘する演劇部達。
音響ミスやおそらく照明ミスなんだろうと思われる部分があり、オペレーションの粗さが少し見えたのが残念。(そういう演出なのかもしれないが・・・)
ところどころに音響でメタな高校演劇審査の考察を入れてきていたのがなかなかないお芝居だなと感じた。
過去の映像というシーンを作ることでメタ構造が出来上がっていたのは面白い。
最終的に時系列がわからなくなるような作り方で、それも舞台上の会話の中であったので色々と考察できるお芝居でした。
二日目雑考終わり。
これをやることで、自分自身のあらすじ構築能力が高まればいいと思っている。
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