番外編 カンちゃんケンちゃんの作ったMVについて②
今日発表されたタケヤキ翔さんのMV
カンちゃんケンちゃん(と映像会社の仲間たち)が撮影したMVということでこれまたテンション上がってしまいましたね!!
カンタの大冒険でも撮影の裏側やコンセプトについて少し触れてくれているので、以降はそちらを見ていただいてから読んでいただいたほうが良いと思います!!(ネタバレあり)
(個人的にはMVを先に見てから大冒険を見ることをお勧めします。先にまっさらな状態で見たときの印象も感じたかったなと思うので。)
私は先に大冒険の方を見ていたので多分感想はそれに引っ張られてると思います(笑)
何よりまず最初に思ったのは「綺麗な景色!綺麗な色合い!!」
カンタくんたちはこちらの想像の上をいく編集力があるけど、それでも自然の色をこれだけ大事にしていくんだなと感動したんですよね。
鍵盤の白、鍵盤の黒、空の青、雲の白、鉄塔の白、鉄塔の赤、タケヤキさんの黄色、何より生き生きとした草の緑。
全てが一枚絵として完成されていて眩しいほど。
ケンちゃんの国交省交えた各所への許可取りのおかげでこんなにも完成された景色を見せてもらえるんだなと感謝しつつ、見惚れました。
そしてそこに加わる編集。
まるで千代紙のような美しさと調和を魅せる2枚の景色。
カンタくんの言葉を考えればきっと発信されていく様々な景色。
そのどれもがパワーに溢れ存在感を持っていて目を惹かれました。
そして昼と夜が交じるような、変わっていく街中。
これもまたちぐはぐなのに不思議な調和があって、こちらも素敵だった。
タワーの光に釣られるように夜に変わっていく世界、発信することで変わる世界を表現しているようで目が離せなかった。
そして個人的にとても好きだったのがカンタくんが言っていた電脳世界と変わっていく世界の表現。
電脳世界のタケヤキさん、少しさびしそうで孤独を感じて、なんだが迷子のよう。
でも、後半になるに従ってその視線は強い。
意思を感じます。
何かを表現する人って一歩踏み出して表現することで、表現し続けることで己を確立し、強さに変えていくのかもしれない、なんて思ったりもしました。
そして眩しい青空の下。
私個人的にはこちらは電脳世界に入る前からあるタケヤキさんの心の中なのかなぁとか思っていて。
だから訴えるように、思いを伝えるように動きが大きく感情が伝わりやすいのかな、と。
疾走感もここが一番感じるし、盛り上がりがこの空の下にあることで「電波上で搾取される表現者」ではなく「己の中で沸き起こるものを発信する人」としての姿が大切にされているように感じて個人的にグッときました。
その移り変わる雲の白色の濃淡も含めて好きなシーンです。
この鉄塔の厚みを途中で見せる感じも好きだったなぁ。
なんだか厚みや高さを感じてすごく印象に残りました。
その高い鉄塔を恐れずその場から離れず歌い続けるタケヤキさん。
後半ってこの鉄塔から発信されるものの姿って描いていないように思うのですが、それはこの発信し続ける姿を大切にしたかったのかなと思ったり。
どんなものをどんな形であろうと発信し続けること。
その力強さと信念のようなものを勝手に感じたなぁ。
その反面、だからこそ見返すと始めの方の何かが池に落ちていくシーン、線香花火が落ちるシーンが印象的に思う。
特に池のシーンは高い塔が反転して映る水面に落ちていくなにか。
あの塔から発信できなかったものなのだろうか。
それとも発信して、受け取り手なく戻ってきてしまったものなのだろうか。
そんなことを考えてしまった。
ちなみに、私個人的には心の中の表現じゃないタケヤキさんは部屋でPCに触れているここだけなのかなと思っていて。
すごく静かでフラットで。
様々なものを秘めた中に闘志のようなものも感じて。
この空気感ってカンタくんがYouTuberだから撮れるものなのかも、と思いました。
そして最後の足されていくメンバーの名前と背景の雰囲気がおしゃれ!
最後まで楽しませてくれるなぁと思いつつ、カンちゃんケンちゃんや会社の名前が入っていることににこにこしてしまいました。
所々の音楽合わせも素敵だったなぁ。
ピアノの指とキーボードを叩く指をリンクさせるのもそうだし、この曲って個人的にピアノの軽やかさや和音、転がる感じが魅力的だと感じていて、そのピアノに合わせて一回転してみたりカメラの動きを早めてみたりするところもすごく好きでした!!
そして何より。
私はMVってアーティスト側に主導権がある(アーティストの表現したいものを重視する)傾向があるのかと思っていたのですが、今回の大冒険を見るとタケヤキさんはカンタくんにお任せしてくれているように感じました。
それってすごい信頼だよね。
それがとても嬉しくて。
これまでカンタくんと仲間たちが積み上げてきたものを認めてもらっている気がして感動しました。
タケヤキさん、ありがとうございました。
何本かMVを撮っているとVoicyで話していたのでこの先の作品も心から楽しみです!!
今は次回作にも期待しつつ、タケヤキさんとカンタくんの表現したかったものを堪能させていただきたいと思います。
タケヤキさん、カンタくん、ケンちゃん、編集チームの皆様、素敵な作品をありがとうございました!!
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