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【番外編と見せかけて】MEET YOUR ART FESTIVALに行ってきました!&「【YouTuber初】国内最大級のアートとカルチャーの祭典に参加してきます!」について

カンタくんのアート作品が見られるということでMYAFに行ってきました!
凄く興味深くて楽しかったので思い出に。
個人的に興味が湧いたものの話が多いので、失礼のないように、と思っていますが全ての作品には触れられず。
申し訳ありません。
そしてカンタくんの作品を見に行った人なのでそこの長さだけ異常です。
ご了承ください。
アート素人の思い出話なのでハードルは低く、低くお願いします。

方向音痴の私はとりあえずカンタくんの作品を観るぞ!と「CROSSOVER」へ。
入ってよくわからずきょろきょろしてると様々な方が一人で、複数人で作品を見ながらお話したり写真
を撮っていて。
美術館とまた違う素敵な空間だなと思いました。
入ってすぐのところにレコードが。岩が。
作っている工程が上の画面に映し出されているものの、なんだろな、と。

おそらく「?」が頭から飛び出ていたのでしょう。
アーティストさんが声をかけてくださり、お話を聞くことができました!
「自分を保有する」というテーマだそうで、このレコードの裏にこのレコードの写真のNFTのパスワードが刻まれており、それを石とくっつけてしまうことでもう誰にも見られない。でも確かに存在していてこのレコードだけがそれを持っている、という状態になっているそうな。
え、凄いロマン!と感動してしまいました。
それは「己」という存在価値とか存在そのものの証明のような気がして、それをこんなふうに表現できるのか!!と。
岩はお互いの写真を同じように保有しているそうで。
離れていても心を預け合う、そんな人間関係だったらいいよなぁとしみじみ思いました。
レコードが第1弾、岩が第3弾だそうで、第2弾は写ルンですを同様にレジンで固めた作品だそうです。
それも見てみたかったなぁ。

そしてその先にあるコピックの作品たち。
コピック、学生時代に絵を描く子たちが使ってたなぁとしみじみ。
なんとなくうるおいたっぷりの色ってイメージがあっだんだけど、色んな色や質感が出せるんだなと興味深かったです。
私が好きな色はこのあたりでした。


そして、奥に入るとい草の匂いが。
好きな匂いで嬉しい気持ちとどこか感じる自宅の床の間感。
ここのゾーンも好きでした。

この作品は色味が一番好みでもあるんですが、こう、影の形まで美しいなとじっと見てしまいました。
白黒で映し出される木花の独特の形状、好きでしたねぇ。

こちらの作品は何よりこのペンが。
私の中で「生活感」を感じてどこかのお家の床の間を覗いているような気持ちになりました。

そしてこれ。
私の写真の才能がなくわかりにくいんですが。
木花は赤色です。
私にはなんだかこれが「血」とか生命の力のように感じて。
この器から生命のパワーが外に飛び出しているように感じました。

そして次のエリアはライブペインティングを行なっているタイミングでとても人が多かったので好きだなと思った作品の写真だけ撮らせてもらって退散しました。
なんで「友達」ってタイトルなんだろうなぁ。


その後、カンタくんの作品近くにたどり着き、その前に近くの展示を先に拝見。

私の写真じゃわかりにくいんですが、この奥行きが素敵だったんですよね。
黄色と青の色味も柔らかくて私の好きな感じでした。

その隣りにあったのがこちら。
さらに隣に淡めの色のものもあったんですが、私は空の青色がこっちのほうが際立つ気がして好きでした。

そしてお目当てのカンタくんの作品へ。
会場に入った時からカンタくんの作品の音だろうなぁという音はずっと聞こえていて、どうしてあの音なんだろうなと思いながら会場を回っていました。
まさかのカンタくんがいて、インスタライブしている横で作品を見始めたんですが。
まず目に入ったのは「眼」でしたね。
たくさんのモニターに映し出された「眼」
一重の眼、二重の眼、楽しそうに笑う眼、「無」を感じさせる眼、温かさを感じる眼、焦げ茶の眼、ブルーグレーの眼、真っ黒な眼。
色んな目が画面に映し出されてはじっと見つめていたり、瞬きをしたり。
カンタくんはこうして様々な「眼」を向けられてきたんだなと感じました。
私は視線に恐怖を感じがちな人間なんですが、これは怖くなかったんだよなぁ。
なんでだろう。
画面を隔てているからなのか、カンタくんはこれを怖いと思っていないからなのか。
カンタくんが去っていってから落ち着いて真ん中のモニターを見たのですが、スライム、スーパーボール、鉄球、メントスコーラというYouTubeを象徴するようなバズり系の要素たち(そして丸)が移り変わりながら写っていました。
そしてそれを取り巻くワイヤーと青い線。
視線のモニターの下にまで広がる青い線はインターネットなんだろうなぁと思いながら見ていましたが、ところどころ線がむき出しになったり、飛び出ていたりする姿にインターネットの中の社会の脆さや過酷さ、下手なところに触れると怪我をする、みたいな危うい印象も受けました。
そして、その青とともに所々に散らばるスーパーボールが色鮮かやでしたね。
私の中でカンタくんの表現作品は色が鮮やかな印象があってそれをまた見せてもらえたようで嬉しかったです。
そしてワイヤーの中にあるモニターがなんだか囚われているような感覚になったことも印象的でした。
でも守られてるようにも感じた。
そんな感覚のまま見ていたところ、ちょうどメントスコーラのコーラが溢れる映像ともにたまたま周りのモニターの瞳が同時に閉じる瞬間があって、なんだか視聴者には気づかれない必死にやっている人たちの溢れていく気持ちを思って少し苦しくなりました。
それでも、真ん中のモニターの中は色鮮やかで輝いているんだよなぁ。
(ちなみに眼と真ん中のモニターは連動していないらしくそんなに深い意味はないようなので、妄想です(笑))
他のお客様もいらっしゃるので一度離れ、見ていないフロアを探索した後、どうしても「眼」の撮影の時にどう指示してこの「眼」の色(雰囲気)を出したのか知りたくて再び訪れ、少しだけスタッフさんとケンちゃんとお話させていただきました。
「眼」の撮影の時はケンちゃんもおらず詳しくはわからないそうですが、青い線がなぜ傾いているのか?という私の疑問に「台風だから」と答えをもらってますますこの作品が好きになりました。
(ついでに私はどうも勝手に必要ないところまで深掘りしたくなる質なのも、悲観的な見方をする質なのも再認識しました(笑))
やっぱり作った人に話を聴くのって楽しい!
スタッフさんもケンちゃんも本当にありがとうございました!!
ちなみに、作品の数々の中でもカンタくんの作品はアートに身構えている人にでも安心して見られるとっつきやすさ、みたいなものを感じました。
それこそ多くの人に見られるという経験を幾度となく繰り返してきたカンタくんだからでしょうか。
すごく素敵だなと思いました。

さて。
何を隠そう今回のVoicyはこのアート展について。

関係者デーの前日ということで10/10の夜かな?のカンちゃんケンちゃんがお喋りしている回。
青学のMVからこの祭典に繋がっていたんだね。
凄いなぁ。
この大きな祭典で表現できる何かを持っているとカンタくんが認めてもらったんだと思うと勝手に誇らしい気持ちになりますね。
そして、どことなく自信が感じられるケンちゃんの話し方もとても嬉しい。
実物を見ていなかったとしてもいい作品になったんだろうなと伝わる話しっぷりでした。
確かに一個の作品の規模の大きさは会場(フロア)の中で一番だったよね!
贔屓目も入っていると自覚してますが、他のアート作品と遜色ないと素人目線で感じました!!
そして、パソコンで作っているものを手で作る時、いつもと勝手が違って焦ると言っていたケンちゃん。
そっか。
そうだよなぁ。
「表現する」って共通点を見ていたけど、全然違うものなんだなぁと改めて「アート作品を作る」というチャレンジがどれだけ畑違いで大変なことなのか、考えました。
2人はすごいチャレンジをしてるんだね。
かっこいいな。
(そんな2人がわからないまま会場を巡る様子が微笑ましい。)
そしてチャプター2では音声ガイドを!
素晴らしい案!!
一番にタイトルの説明をしてくれているのですが、私が疑問のまま解決できていなかったところだったのでここで教えてもらえて凄く嬉しかったです。
台風がここで効いてくるのか!
時代の渦に入っていく巻き込まれていく。
その中心が台風の目。
なるほどなぁ。
そして「宇宙」だからあの音なんだなぁ。
作品について話す中でカンタくんが「YouTube大好き」「価値が低いものとか質が低いものと思っていない」と言ってくれたこと、嬉しかったな。
「感性を刺激するものの集合体」という言葉からもカンタくんのYouTuberとしてのプライドが見えた気がして、別の活動をしているはずなのに誰よりYouTuberだなぁと感じました。
そこがブレないカンタくん、素敵なんだよな。
そして、あの素敵な作品は高くていいと思います。
ファンだからこそ、あの作品を「カンタくんが作った」じゃなく「アート作品」として購入してくださる方の手に渡ってほしい。
どうか素敵な人の手に渡りますように。


さて。
話をMYAFに戻します。
他のフロアで特に好きだったのが「時と場と、気の調和。」というメッセージとともに展示されていたこちら。



白黒で対比になっていて、建築資材が基調となっているそうです。(ちなみにそれぞれ下にある作品は建築資材と「紙」を使った作品だそうです。発想がすごい!)
生活に寄り添う建築資材だからか温かな雰囲気を感じました。
この質感?が私的にしっくりきたんだろうなぁ。

ということで「CROSSOVER」の見学を終えて外へ。
迷いながらも次は「MEET YOUR ARTISTS」に行ってきました。
一階はアーティストさんごとの作品が美術展って感じにそれぞれ並んでいました。
アーティストさんはいらっしゃらなかったんですが、近くに係の方がいらっしゃって展示物のことを丁寧に教えてくださるので凄く楽しかったです!

入ってすぐのところで出会ったこれ。
世界のいろんなところに描かれた絵を立体化したものだそうで、台座のQRコードを読むとどこのものなのか、わかるようになっていました!
おもしろい!
この作品が好きだったのはこのモデルの絵には「SMILE」という文字も描かれていたため、その文字が立体化したら重力で落ちるだろう、と下に添えられているところです。
また、今は戦火の危機にさらされている場所のものだったため、今も存在しているかは不明。
結果、作品のタイトルが「NO SMILE」
胸にきましたね。

そしてこれもおもしろかった!
尊敬する画家の方の絵を描き、その絵を上から傷つけてこの状態になっているのだとか。
最初はなんとなく好きな色味だなぁと思って写真を撮ったのですが、言われてよく見れば確かに人の顔の絵!
近くで見るとより凹凸が鮮やかで興味深かったです。

アーティストさんは様々ですが、この辺りも好きだったなぁ。
私、基本的に内在するストーリーか色味で好きかどうかを決めてるんだなと自覚しました。
「なんかいいな」で撮ってます(笑)


そして2階に上がってみるとちょうど解説ツアーのようなものをやっているところに遭遇。
しれっと参加してみました。
2階は日本を感じさせる作品たちを集めたフロアとのこと。
日本茶の販売も行っており、お茶の匂いをかぎながら作品を見るという贅沢な体験ができます。

行った時にちょうど説明されていたのがこちら。

石(岩?)を使った作品。
これは石を宙に浮かせる、軽く見せる作品だそうで、一つ一つの石が入っている方は無重力のように石が浮きつつ、その色につながる色を含んだケースに入っているそうです。
また、2枚目の作品の表はこちら、だそうです。
石を重ねることで作品になり、表と裏ができる。
面白いなぁと思いました。
こうしてみると龍の首から上のようにも見えますね。

そして移動した先にある展示場はまるで家屋のような作り。
上に梁のようなものがあったため、この形にしてみたそう。
その発想のユニークさにワクワクしましたね!

木の柔らかさや空間の温かさ、身近さみたいなものを感じた作品に惹かれました。
せっかくなので水出しの緑茶を買って飲みながら会場をさらに散策。
美味しかったなぁ。
30秒で水出しできちゃう緑茶、買いたかったんですが荷物が持てず(笑)
今度出会ったら買いたいなぁと思いながら会場を後にしました。


その後、食事系のテントがいくつも出ていたのでそれを眺めながらベンチで一休み。
暑かったので日焼けした気がしますが、太陽の光の中で水の流れを見ながらのんびりするのはとても良かったです。
(合間でVoicy聴いてました(笑))

後の予定があったので、「SSS: Super Spectrum Specification」は本当にさらっと見て駅へ。
本当に充実した時間でした。

私はアートは難しい!と思っている派なのですが、こうしてアーティストさんからお話を伺ってそこに込められた思いや表現を知ることができるのは単純にとても楽しかったです。
この機会をくれたカンちゃんケンちゃん、改めてありがとう!
またこんな機会があったら嬉しいです。

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