「編集日に休憩しながら喋る」について
放送の内容について遂に触れていこうと思う。
今回は一番最近に更新された「編集日に休憩しながら喋る」について。
まだ聴いていない方はぜひ聴いてから読んでいただけると嬉しい。
「表現者」と「受け取り手」について
まずは私しろふくま、非常に拙い案ですがコメントを読んでいただけました。
ありがとうございます!!
そして私が仲良くさせていただいている方々も素晴らしい企画を出してカンタくんの脳を刺激していました。
さて。
まず何より推しの脳を刺激できる世界線であることに驚きを隠せない。
大きな声でそう言いたい。
私の中でなんとなく「画面の向こう(表現者)」と「ファン(受け取り手)」は「与える者」と「与えられる者」というイメージがあって。
推しの脳に刺激を与えられる人はもう、選ばれし者というか、それはもう「表現者」なんだろうと思っていた。
それに対して私は恩恵を受け取り搾取する側。
そういう感覚になるのは寝暗なのかもしれないが、「ものづくり」を出来ない私はそれがけっこうコンプレックスというか、常に影として付きまとってどこか「申し訳ないな」という気持ちを持ち続けていて。
必死に表現者が作ったものを搾取し、荒し、消費していくだけの生き物。
「君たちはどう生きるか」で出てくるインコがそんな私を現しているようで胸が痛くなったりした。(ドキュメンタリー未視聴なので本当はあれが何を指しているのかは知らない。)
大きな構図は変わらないけれど、今回はそんな私の概念を少し壊して気持ちを軽くしてくれた回だった気がしている。
凄い人たちではあるけど、一緒にファンとして水溜りボンドを楽しんでいる方々がこんなにもカンタくんの声を弾ませることが出来る。
「表現者」と「受け取り手」の壁は私が溝を深くすることでより高くそびえ立っているように見えていたのかもしれない。
カンタくんもこうして刺激を与え、もらいながら表現者になって来たんだなと今まで以上に存在が近くに感じた。
「表現者」は搾取されるだけじゃないんだな。
良かった。
当たり前のことかもしれないが、そう思えた。
皆さんの企画
そして皆さんの企画、音だけで聴いているのにはっきりと影像が浮かんで私まで凄くアドレナリンが出てるのを感じた。
私は特にアズギョプサルさんのパンの断面がパラパラ漫画みたいになっていく案とjunkoさんのコインの冒険が大好きだった。
パンのパラパラ漫画が進んでいく食卓は木の机に白を基調とした空間なのかな?とかコインが転がっていくのは緑の匂いがするような公園なのかな?とか、当たり前にすっと浮かんでそれに心が踊った。
人の心を踊らせるという意味で、皆さんのそれはもうカンタくんのあの魔法の指と同じ指を持っているのと同じことなんではないだろうか。
そんなことを思ってこっそり心が沸き立ってしまったりした。
企画会議を通して見たケンちゃん
ちょうどななにーでカンタくんが企画を持ち寄っていたけど、企画会議はこんなに楽しくて脳が刺激されるものなんだな。
ダメ出しをする瞬間に鋭くなるカンタくんの声、皆さんの紹介する時の嬉しそうなケンちゃんの声。
本当に一緒に会議をしているみたいでワクワクとアドレナリンが止まらなかった。
そして、こんな場を作りたいと思ってくれたケンちゃんはやっぱり「表現者」なんだなぁと強く思った。
ただのリスナーでいさせず、そこから何かを得たり作り出そうとしてる感じ、貪欲ですねぇ。
私、ケンちゃんのこういう剥き出しにしていない向上心を感じる瞬間、好きなんだ。
そして、それをしようと思えるくらいケンちゃんにとって「カンタの休み時間」がホームになっているということも嬉しい。
私はケンちゃんも好きだから、水溜りボンドカンタだけの放送じゃなくてケンちゃんにとっても意味がある場所になってると感じるとやっぱり更に嬉しくなるのだ。
面白いを擦り合わせる
そんなケンちゃんが実は「面白い」を擦り合わせていたという話も凄く好きだ。
「面白い」が一致しない、言葉にされたら新鮮で、なぜだか私が忘れていた感覚だった。
前回の放送からケンちゃんはお笑いを通っていない、という衝撃の事実がわかったわけだが、水溜りボンドやそこに集まる人は気づかぬ間にお笑いを通ってきた人が多かったんだなと目から鱗のやり取りだった。
通ってないケンちゃんだから気づけたカンタくんのルーツの形。
そんな人と時間をかけてものづくりを通して「面白い」を擦り合わせ、自分のホームに引き込んだカンタくん。
引き込まれてもそこのルーツであるお笑いに染まらないケンちゃん。
二人とも凄い。
「個」を持ったままに影響し合い、それぞれの良さが伸びている。
本当に素敵な関係なんだと思う。
改めてそんな二人の話を聞けるVoicyは特別な空間だと思った。
長くなったのでそろそろ終わるが、カンタくんの面白いと思うポイントを押さえてるファンも実はカンタくんの作り出す作品たちによってケンちゃんのように「面白い」を擦り合わせされていて、育成されてきたのかもしれない、何て思ったりもした放送だった。
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