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「YouTuberが本気で人生相談にのってみます。」について

最新の人生相談回も凄く良かったので、改めて一回目の人生相談回を振り返りたくなった。
ちょっと自分の話も出てきて恥ずかしいので、その辺りは薄目で温かく見てもらえると嬉しい。


Voicyについて

まず、やっぱりケンちゃんが話しやすいって言ってもらえる場になってて嬉しいと思った。
(ないとーさんに倣って変態と呼ばれてるのはこんな前からだったか、と笑ったけど。)
感想をもらう側ってあんまりやったことがないからどんな感じで受け取ってくれてるんだろうなと思ったりしてたんだけど、刺激をもらってくれてるんだなぁ。
確かに見てると色んな角度の感想があって面白い。
皆さん、なんというか、優しくて繊細で思慮深い方が多いよね。
だからこそケンちゃんが「発信していいんだ」と思える場になったんだなぁ。
しかも、こんな大人数の前でボスに褒めてもらうことってなかなかないよね。
Voicyという場でケンちゃんを何度でも根拠をもって褒めるカンタくん、素敵だと思う。
いい上司だなぁ。
私もこの「何年何組か教えて欲しい」とケンちゃんが食い下がれるVoicyという場がとても好きだ。

そして、初回に聴いた時からカンタくんが途中で企画者でもあり、進行しなければならない役を「死に役」と言っていたのが実は凄く心に残っていた。
「死に役」って凄い言葉だ。
それはそれで大切な役割だとカンタくんは思っているのだと思うけど、「面白い」をやりたい人にとって最大限に満足できる役割ではないんだなぁとしみじみと思ってしまった。
合わせて「司会に回ると本来のキャラを出せないジレンマ」についてプリッとチャンネルさんの方のコラボでSASUKEさんに言ってたことを思い出した。
こちらから見ていて十二分に面白いこの人たちにもこういうジレンマがあるのか、と思ってこのコラボでも印象的だった部分だった。
このジレンマって多分全部自分達でやっているYouTuberらしい悩みでもあると思っていて。
カンタくんは個チャンやVoicyでそのバランスを取っていたりするのかなぁ、なんて思っていたりする。


今まで言っていなかったこと

卒業したと見せかけて休学していたカンタくん。
このエピソード、カンタくんのYouTubeへかける思いと義理堅さが感じられるなぁ。
前にも書いていたことがあったかもしれないが、私はカンタくんに武士のようなものを感じることがあって。
今回の話もそうだなって。
大学の頃って本当の親の心配とか金銭面含む苦労とかってわからないことも多いと思う。
でもカンタくんは少なくない金額で大学進学までさせてくれたことを理解しているだけじゃなく、自分のことを思ってくれているから止めようとしていることを理解して、どう行動すべきか考えたんだな。
凄いな。
何度でも言うが、カンタくん、本当にいい息子さんだと思う。
そしてそんなカンタくんに育てたご両親、本当に素晴らしいと思います。
素敵な息子さんに育ちましたね。
お疲れさまです。

そして、ケンちゃんも休学していたんだね。
確かに学生の頃って1年差が凄く大きく見えるけど社会に出ると1年や2年変わろうがそんなに変わらないと思う。
(私は獣医学部に進学したので2~3歳上なんてざらだったし7歳上とかもいた。)
その分自分の糧になるものを得られるならきっとそれが人生にとっていい選択なんだろうなと今見ていて思う。
だからこそ迷っている人たちがこういう風にまっすぐ以外の道を肯定する人の言葉で自分の道に一歩踏み出せたらいいなと思っているよ。

やりたいことの見つけ方

みんなにつっこまれたと後の放送で言っていたが、高校まで義務教育と思ってるカンちゃんケンちゃんほほえましい(笑)

まず最初に、このやりたいことや夢の見つけ方の話、けっこう意外だった。
二人のようにものづくりを志す人って夢がしっかりあって、そこに進んでいっているのだと思っていたのだ。
でも違うんだね。
私は夢を持ったことがない。
小学校の卒業アルバムで将来の夢が書けなくて苦しんだ結果友達に「一人じゃ恥ずかしいから」とお願いされて「獣医」と書いたくらいだ。
就活も結果行けるところに行った、という感じだし。
だから二人とは全然違う感覚なんだろうなぁと思っていたので凄く新鮮な気持ちで聴いていた。

そしてカンタくんの「俺が天職にしたんだよ」
かっこ良かったなぁ。
「自分の譲れないもの」
「誇りを持てること」
考えたことあったかな。
学生時代も今も、ないような気がする。
新卒の頃、先輩に「お葬式で何て言われたいか、がどう生きたいってことの本質だったりするよ。」と言われて捻り出した言葉が「いないよりマシだったね、って言われたいです。」だった人なのだ。
人に迷惑をかけず、せめて役に立って必要とされたい。
私の根底は多分そこだ。
だから、カンちゃんケンちゃんよりずっと年上だけど今のところ譲れないものも誇りを持てるものもないような気がする。
でも、「やりたいことを見つけなさい」とか「夢をもった方がいい」と言われるよりも少しだけ身近に感じられる考え方のように思う。
私も些細なものでいいから見つけたいなと思えた。

そして、「柔軟さも必要」という言葉にもひどく納得した。
そうか、言われてみたらカンタくんも「芸人」という夢、と考えると叶っていないのか。
でもきっとカンタくんの譲れないものが「トミーとずっと一緒にいたい」だったんだよな。
そして、トミーとの「面白い」がきっと誇りを持てるものだったのだ。
(余談だが「ふたり。」のあの帯が大好きだ。
何度見ても泣きそうになる。)

だからこそ、YouTuberを選んだ。
そんなカンタくんの「自分の心にしたがってやっていたらそれでいい。」という言葉、重みがあってかっこいいな。
この話を聴いていて、やりたいことを現実にして行くのって「PDCAサイクル(Plan Do Check Action)」のように思っていたけど「OODAサイクル(Observe Orient Decide Act)」に近いのかな、なんて思ったりもしたのだった。

夢の持ち方

昔、U-FESの間でまさか夜の公園で不安をわけ合いながら必死になっていたとは知らなかったなぁ。
「このまま寝ちゃったらダメになっちゃうかも。」って不安は凄いものなんだろうな。
前例のないものを追いかけている中での手応えや「今」の先を描くことって本当に難しいと思うから余計不安だったんだろうなぁ。

「夢を叶えれると思わないこそ頑張ってる」
「夢がないからこそ探してる」
「夢じゃないかもと思いながら夢と言っている」
カンタくんでもそうなんだ。
「目標ってことにしたい、叶えたいこと」
「実現できそうだったり出来なくても追うことに意味があること」
それを夢と呼ぶカンタくんの考え方が好きだ。
今、カンタくんに「夢」を訊いたらどんな答えが返ってくるのかな。
「人を笑わせること」って返ってくるのかな。
「トミーとずっと面白いことをやっていたい」って返ってくるのかな。
またそれとも全然違え答えが返ってくるのかな。
機会があればぜひ教えて欲しい。

そして、「夢って自分の過去を否定することに繋がる。」「かなえられない自分を否定することになった。」というケンちゃんの言葉も目から鱗の感覚で凄く印象的だった。
そうか。
そうなのかも。
大きなものを掲げてしまった時、挫折したり叶わないことも多いもんね。
そういう時、自分のことを肯定的にはなかなかとらえられないよね。
確かになぁ。
夢を持っているって私にとっては憧れだけど、持っている分苦しいことの方が多いんだろうな。
そう考えると尚更、「夢を描く」というよりも「自分の譲れないもの(目標)を形にすべく手前の目標を叶えていった先に夢がある」という考え方の方が、一人一人の良さを活かしていけるのかもしれない、なんて思った。
夢を持っていない側からすると夢って本当に壮大で虹のようなものなのかな、と思っていたけれど実は山から見えるご来光のようなものなのだと教えてもらったような気分だった。
トミーは「見たことがない景色」とか表現することがあるけど、夢についてはどんな感覚なんだろうか。

まぁ、何はともあれ。
高尾山でも富士山でも、それぞれの山から見える光を大切に出来る世の中であって欲しいなと思うし、私個人も登る山を見つけて少しだけでもご来光の光を見られたらいいなと思っている。

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