セブン上司って、
役回りは『初代マン』におけるゾフィー的なのに、おそらく予算の都合でセブンのスーツそのまま使い回されているM78星雲人(脚本上の表記)の セブン上司(出典元不明の呼称)。
セブンが「340号」と呼ばれていたから、あの上司もたぶんきっとセブンと同じく通称「〇〇号」で、名前はあって無いようなものかと思う。
名前を持たないM78星雲人と違って(仮にあってもおそらく番号)
340号には『ウルトラ警備隊の仲間達に名付けてもらった名前』と、
『自身が名乗りたくて名乗ってる人間態の名前』
を 持っていることに "意味" を感じるから、セブンの前に現れるM78星雲人にゾフィーのような名前を与えられてないこと自体は私は良いと思う。
作品としての『セブン』だけで考えれば 意味のある名前を持たない識別番号だけで生きるのが 大半のM78星雲人の普通だったんだろうし、その中で340号だけは「ウルトラセブン」「モロボシ・ダン」といった特別な名を持つ『個』になれたと考えると、名前を持たない上司(仮)はセブンと良い対比になる存在。
なんだけど、それで終わるのがもったいないなぁと思ったり、最終回に登場する主人公と同郷の存在の設定どうなってるんだと気になってしまうのは、まさにゾフィーという前例がいるからだろう。
しかし仮にセブン上司として登場させるとしても、スーツはセブンそのままだから改変しないと混乱を生んでしまうだろうし、そもそも物語の舞台装置レベルのモブキャラをわざわざ出すだけの甲斐と意味があるかというとそれは…
あと、セブン上司のシーンを「ダンの自問自答」と考える説。
スーツそのまま流用は雑過ぎるのでそう考えたくなるのもわかるけど、『名前を持たないM78星雲人・仲間から呼んでもらえる個の名前を持つ340号』の対比がやっぱりロマンなので 現状私は普通に「脚本通りのモブ説」で。
(という、唐突なセブン上司話。"セブン55周年だから"ってことにしたい)
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