
【敗北を知りたい】サイドを6枚取られる大会環境考察
お前らは負けたことはあるか?
俺は無い
だから敗北を知りたい。
ポケモンカードで負けたことがない。
負けたくても勝ってしまう。
だから負けることが勝利条件の大会を開くことにして、負けることにした。
発端
1番美しいデッキリストはコレ
— べしゃり (@04be_shari) November 28, 2023
現在のスタンで最速で負ける為のデッキ pic.twitter.com/qFNERASdyA
このツイートが在った。
ゲーム開始までが長そうだったのでよりゲーム開始までの安定性を求めました()
— 桜餅あるとん🌸 (@altoteana) November 28, 2023
※へんしんスタートのメタモンを入れてましたが、抜きました。 https://t.co/pR5xIQzPgE pic.twitter.com/lIHdVxEd4Q
このツイートが産まれた。
すまん、後攻前提の時点で俺の勝ちだ https://t.co/Gz6fT6CC5V pic.twitter.com/RbSnzuFl6D
— うしこ@ポケカ (@ushiko_SSBU) November 28, 2023
このツイートが届いた。
カビゴン4枚がサイド落ちすることを考慮すると化石も入れてグッズポケモンは7枚以上確保したいなと思いました
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
ピジョットスタート時に絶対に負けれる2枚のカード(グッズポケモン+入れ替え札)に触る工夫が必要です。 https://t.co/KZZdOTAiXJ pic.twitter.com/c96WFPhV0h
このツイートを孕んだ。
そして思ったわけだ。サイドを6枚相手より先に取られるようにすることを前提にすれば、ただただ負けるよりもターン数も要求札も増えていくのではないか?
そうなれば、環境が生まれ、循環し、それなりにおもしろいのではないか
と
レギュレーション
デッキ募集
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
最速で負けるデッキ
ルール
敗北条件はサイドを6枚取られることのみ
最速で負ける大会での使用を考慮して想定されるデッキにしたいしてのメタも張ってください
ツイッターでわかりやすくするために多少省いて説明した。
長年デッキを投稿した経験で語るが、お前らはXにおいて8行以上の文章は読むことができない。
だけどノートは長文の方が優れている記事だと思っている。
ルール
・サイドを相手より早く6枚取られること(自分のポケモンをサイド6枚分きぜつさせる)を勝利条件とする。
・山札切れ、種切れ等の特殊敗北は無効とする。
これらを前提とした大会を開催した場合に強いデッキはなにだ?
って企画モノだとおもってくれ。
細かいルールや禁止事項は初回なのでない。整備がないからこそ起こる理不尽も環境の初期の楽しみ方だ。
思ったよりもたくさんに人に考察していただいたので備忘録としてまとめておこうと思う。
ここから作成いただいたデッキレシピや意見を載せまくるが、別に許可とか取っていないので嫌な人は言ってください。
デッキレシピの生みの親に許可とか取った方がいいのかもしれないが、
俺が孕ませてお前らが出産したデッキたちなので親権は俺にもあるしええやろがい
考察
俺より早く負けてみろ
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
先2
フォレトスフォレトス地震 https://t.co/iR2oMVtwZO pic.twitter.com/A5hMkxfwpc
まず最初に作成したデッキはこちら
ハガネールの地震とフォレトスの自爆


環境初期にはこれらがまずはやるのではないかと思って二つの軸の案として投稿させていただいた。
トップメタ
最初にいただいたレシピがこれだ。
よく考えたら草エネいらなかったので、こういった形になりました。
— CHANG (@changpcg) November 28, 2023
一旦雪道は大丈夫そうです。
k1kb5V-xXhuJQ-kf5VFV pic.twitter.com/w7irqxzBD2
フォレトスが3匹爆発することでサイドを6枚取られるデッキ。
想定されるメタとして頂への雪道があるが、ロストスイーパーを多投することで耐性をつけている。
2ターン目に勝つにはクヌギダマを3匹ベンチに並べておくことが必須条件だが、オトシドリ、イキリンコでそれの再現性を高めている。
安定して2ターン目には負けることができそうなデッキでとてもパワーが高い。
この大会のトップメタになりそうだ。

それを躱す為にあなぬけのヒモやテツノツツミが採用される。
後手は先行2ターン目の要求を限りなく多くするために
雪道、ジャッジマンまで絡める必要がありそうだ。
その場合、自分の勝ち筋も消してしまわないように構築をしなければならない。
ひとまずこのデッキに勝つためのデッキを考えることにした。
フォレトスへの対策
このゲーム、いかにフォレトスを爆発させないかにかかっている気がする。
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
爆弾処理班バルジーナ参ります https://t.co/iR2oMVtwZO pic.twitter.com/05SoJoFjiA
進化をさせない技を持つカードを探してバルジーナを見つけた。
頂への雪道+シャドーミストでスタジアムのはりかえをできなくする、進化できなくする、などのメタを考えたが、バルジーナは進化ポケモンなので間に合わない。
一体どうすれば https://t.co/iR2oMVtwZO pic.twitter.com/BLTG9ilWXP
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
こちらはクレッフィ雪道+ジャッジマンをしつつ、スナッチアームにてフォレトスを手札から山札に返すことで相手の要求を上げることを目的としたデッキだ。自分の首も絞めているが、ビーダルやエヴォリューションでの安定感とさぎょういんの採用により枠の節約を目指した。
スナッチアームは相手の後手1エヴォリューションを止めることはできない。
自分が先行を取った場合に勝利に貢献しないカードなため事故要素になり、せっかく先行を取ったのに負けてしまう可能性がある。
初手にクヌギダマを3匹並べること、2ターン目にフォレトスを3回爆発させることはそもそもの前提なのだ。
ポケモンを倒すことにメリットが生まれる
ここにきて新たなアイデアが届いた。
なんと、自分のサイドを取るのだ。
サイドを取らせることに躍起になっていたが、相手のポケモンを倒すことで相手より早く倒れることが可能な場合があるようだ。
ブジンフォレトス
— ときどき (@tokidokicx) November 28, 2023
コンセプト的にHPの低いポケモンが必ず展開されるだろう読みでヨガループしにいく方向です。
後攻専です。
ヨガループ前に崩スタスイーパーでベンチに3体クヌギダマ→エクストラターンでフォレトス進化勝利を狙いたいのです。 pic.twitter.com/wdjTd7evHr
後手にブジン+ヨガループでクヌギダマを倒すことで相手の爆発を遅らせつつ自分はフォレトスに先に進化するデッキだ。
ベンチ枠がカツカツすぎる懸念はあれど、2ターン目の爆発を防ぐためにクヌギダマのうちに処理しておくプランが有力であるように思える。
ボールとシューズが足りなかったので修正 pic.twitter.com/qNt5dywy2Y
— ときどき (@tokidokicx) November 28, 2023
なんか納得いかなくて微調整とかしてくれるのすげぇなっておもう。こんな大会無いのにwwwwwww
後手1でクヌギダマしばくか https://t.co/iR2oMVtwZO pic.twitter.com/eVShXqrO1k
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
早速そのアプローチでデッキを作成した。
後手1月光手裏剣!?みたいなサムネの動画を見たことがあり、トドロクツキのデッキを調べながら作成した。
月光手裏剣でクヌギダマを2匹処理しておくことで爆発のテンポを奪うデッキだ。相変わらずベンチ枠がしんどいが、ネジキにより多少の緩和を目指した。
先行1ターン目に勝利するデッキ
イキリンコを挟めば理論上先1でも可だけど流石に安定しないな🤔
— kelly@ポケカ考察垢 (@medkel31) November 28, 2023
サポート権があれば後1いけるかも? https://t.co/T7xsNI8zkI pic.twitter.com/zVqZNQEqov
HPが30のポケモンを大口の沼下で出し、ゲンガーから生まれたダメカンを分配することでダメージポンプ1枚でサイドを3枚取らせることができる。
同じことを2度することで先行1ターン目に勝利することが可能なようだ。
ベンチ枠も一応足りている。要求は多いが、2ターン目に確実に勝利してくるフォレトスの存在がある以上、じゃんけんに左右されない初手の勝利は運だけデッキではなく、戦術的な割り切りといってもいいだろう。
理論上は先1、後1でサイド6枚失えるデッキです。
— kelly@ポケカ考察垢 (@medkel31) November 28, 2023
ただし、相手に先を取らせないために、じゃんけん勝ったら先攻を取ることを想定しています。 https://t.co/eQ2hn28XxW pic.twitter.com/YMeJTca1dO
こんな感じらしい。
スタートしたポケモンは大口の沼が乗らないため、場を一枠圧迫する要素となる。ピジョットスタートすると逃げることで山札に帰ることができるためイキリンコを置くスペースを作ることができそうだ。同じ理由でカビゴンドールも視野に入るだろう。
サポートが使える後攻を選択して安定して初手敗北をしたいが、ミラーを考慮すると先行を取らざるを得ないだろうか
・大口の沼を準備する
・ゲンガーを2枚トラッシュする
・HP30のポケモンを6匹準備する
・ダメージポンプを2枚準備する
これらをいかに安定してできるかが重要だ。
パルキア、貝の化石の台頭
fvVfdk-FqjbVq-1kkVV5
— えくれあ (@eclairexpanded) November 28, 2023
パルキアで雪道ロックしながらエヴォリューションすることで相手にばくれつエナジーをさせないデッキです。ネストボールの枠はペパーとスイーパーにしても良いかもです pic.twitter.com/SIwdivjdIF
フォレトス対策の頂への雪道、先1勝利の大口の沼
これら強力なスタジアムのメタとして、相手にスタジアムを張らせないポケモンの白羽の矢が立つ。


このレギュレーションはスタジアムへの依存度が高いデッキが多い。
そのなかでスタジアムを張らせないこれらのカードは考慮せざるを得ない。
しかし、これらを安定してバトル場に出すことはそれなりの枠を消費するため、自身の負けが遠のくことになりかねない。
それ読みで相手にキャンセルコロン採用されてたりしてみんな負けることに全力やな…って大会楽しそう😆
— まっつー (@dD2MCG12kSYpZ1A) November 28, 2023
対策札を用意しておらず詰んでしまった場合でも降参することはできない。
このレギュレーションにおいて負けることを許されているのは強者だけだ。
弱い人間は死に方を選べない。
相手の先攻にやられてきついことでパッと思いつくのはぐんぐんシェイクからのキラフロルexですかね
— あお (@aoriy_aoriy) November 28, 2023
その他のメタとしてぐんぐんシェイクキラフロルexも挙がっている。
ベンチを展開することがすべてのデッキの共通点となりえるためこのカードを先1で建てられるとほとんどのデッキは負けることが難しくなるだろう。
ただし、環境に流行りやすいであろう頂への雪道で対策できてしまう点は注意したい。

雪道パルキアで大口の沼型、フォレトス型を妨害しつつ
— おそざき@ポケカ (@osozaki_pokeca) November 28, 2023
ヒナツ幻影変幻で3回フォレトスを起動する型 https://t.co/hjWP2eV3Bh pic.twitter.com/5OiI9naRy3
こちらはゾロアークを使用することでヒナツで3匹準備することが可能になったフォレトスデッキだ。フォレトスをトラッシュにおいておく手間はあるが、ヒナツ=勝ちになることは留意しておきたい。
多様な負け方
こんな感じか?レスキューキャリーあったらベンチ絞れるのは強みだ https://t.co/H9NpAdz314 pic.twitter.com/tXohoWTG0e
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
サイコエンブレイス+ダメージポンプでの負けを狙ったデッキだ。霧の推奨と超エネルギーの採用でクレッフィを設置しやすいこと、レスキューキャリーの採用でベンチ枠がそこまで必要でない点が強い。
生粋のギャンブラー向けの後攻1ターン目逆ワンキルです
— あお (@aoriy_aoriy) November 28, 2023
理想的なムーブはスタートポケモンピチュー、大口の沼を出した後にベンチをHP30ポケモンで埋めて、からくちスパイシーカレーを使ってバトル場のピチューをやけどにした後、ピチューのワザ「どたばたパーティー」でウラを出して6体きぜつです pic.twitter.com/vFerJGtBgX
たねポケモンで低HP、全体に自傷ダメージを与えることができるドタバタパーティのピチューも強い。ピチュー自身にもダメージが入るのが魅力のカードでカレーをたべてやけどになることでスマートにサイドを6枚とらせることができてとても賢いデッキだ。
沼+6匹のポケモンを準備する必要があり、ポケモンは全て手札から出す必要がある。VIPパスでは沼の恩恵を受けることができないため展開の要求も高めである。そもそもコイントスで裏を出さねばならないが。
チェリンボピンデッキここでしかみない https://t.co/ag61dgrmP8
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
チェリムと古の墓地で爆速でダメージを与えてサイドを6枚取らせるデッキだ。
必ずチェリムスタートできるようにその他のポケモンは化石で賄っている面白いアプローチをしている。マリガンを繰り返すことでものまね娘のバリューを高めているが、先1での勝利を目指すデッキがある以上マリガンをさせすぎるのも問題である。
サイド6枚分のエネルギーは全部で18枚、1ターンで集めるには苦労するためやむなしか。
大体こんな感じの環境になりそうだ。

初手での勝利を目指すデッキ、フォレトスで2ターン目に確実に勝利するデッキがトップメタとして君臨することになりそうだ。
それを対策するためのカードとして、頂への雪道を筆頭にメタカードが採用され、環境は回っていく。
大口の沼を利用した初手勝利のデッキはメタカードの採用が難しい。
スタジアムは固定されており雪道を維持できず、ベンチ枠が空かないためクレッフィなどの維持ができないからだ。
それらを踏まえると、最初に述べたハガネールやサーナイトなどのスタジアムに依存せずベンチ枠に余裕のあるデッキ達も相応に強いのであろう。
安定感とメタへの強度のバランスはフォレトス軸が群を抜いているが、瞬発力では沼+ゲンガーとピチューが長けているように思える。
まだ考察は浅く、これからの発展に期待したい。
最後に
ここまで見ていただいたみなさんは、いったいどのようなデッキを使うだろうか
そしてこの大会で優勝するデッキ、母数の多いデッキはなにになるであろうか
そういったものに思いをはせながら努力の末に勝ち取った敗北を噛み締めて生きてほしい。
投了が最速なんでそんなこと考えんでいいかもしれん
— れんぼのデッキ (@Kakurenpokeka) November 28, 2023
いいなと思ったら応援しよう!
