見出し画像

River Breeze vol.4

そろそろ変更しても…

釣りを嗜む紳士淑女の皆様なら、もちろんご存知だとは思いますが、川や湖などで楽しく釣りをするためには、遊漁証を購入する形で、管轄する漁業協同組合に遊漁料金を納めなくてはなりません。
遊漁料は増殖事業や河川環境整備などに使われるのです。

ところでこの遊漁証、遥か昔は僕が子供の頃より、鮎以外の魚種は〈雑魚〉に該当表記されています。オチビの頃は年齢的に無料の川もありましたが、必要な場合は何の疑問も抱かず「おじちゃん、雑魚釣りの日釣り一枚くださいっ」って感じでした。ただ、時を経てルアー釣りに傾倒し始めた頃から

ーこの〈雑魚〉表記ってどうなのかなぁ?

って違和感を感じるようになったのです。

おそらく、「漁業」の観点から捉えてこの表記になったのだと…🤔

「雑草という名の草は無い」

かの昭和天皇の御言葉、けだし名言だと僕は思います。路傍で懸命に生きる野花草達、その一つ一つにもちゃんと名前があるのです😌


因みに、〈雑魚〉とは「ざつぎょ」ってよく耳にしますが、「ざこ」と読むのが正解です。

「ざこどもは引っ込んでろいっ😤!」

って、よく時代劇のチャンバラシーンで聞かれるあの「ざこ」です。

そもそもは商品価値の低い魚や小魚などの総称なのですが、それが下っ端の~と言ったような意味などに転じました。

現状、いわゆる鮎以外の魚種は遊漁区分では〈雑魚〉に該当するケースが圧倒的に多いと思います。

ゆえに、渓流の女王と称されるヤマメやアマゴなども、遊漁上では「女王なのに雑魚ざこ」という絶対矛盾的自己同一と言うおかしな状況になっているのですトホホ😢

って言うか、「雑魚ざこ」って言葉自体がネガティブワードなので、日常的にはあまり使いたくないですよね🤐

川に生きる魚達は全て、等しく美しく尊いもの。元来、価値の有無、優劣、上下、美醜などで分ける必要などない筈です
しかしながら、遊漁対象魚の中でも例外的に、鮎をはじめサクラマスやサツキマスなど、世界農業遺産に指定されていたり、希少性や個体数の少なさゆえに調査及び保護活動が並行して行われている魚種もあるので、そのような魚達には専用の遊漁証で対応しています。

因みにカナダでは、保護種であるスチールヘッドトラウト(降海型のニジマス)は専用のライセンスとレギュレーションで厳しく守られ、以外の鮭・鱒類やその他の魚種の遊漁はFreshwaterあるいはNon Tidal water angling licenceとなっています。日本だとサクラマスが同様な感じですかね。

とにかく時代は令和、そろそろ日本も〈○○川淡水魚遊漁証〉とかに変更しても良いのでは?って思ったりします。

どうなんだろう、色々が色々で難しいのかなぁ。印刷データを雑→淡水に変えるだけ、チャチャっと済みそうだけど…🤔

まっ、あくまでも個人的な意見ですので、その旨ご了承くださいませませ。

納竿

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いいなと思ったら応援しよう!