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第8章~結果の出る宣伝広告の仕方とは? ②

いくら立派な封筒を使っても、一通何百円もかけてもすべて水の泡です。



 そして現実的に一番問題なのは、多くの中小広告代理店が十分に信用できないということです。


 センスの良い代理店がはなはだ少ないことです。チラシのデザインにしても、色の調和すらピンとこないデザイナーでは話になりません。


 単に広告宣伝費を無駄にするのみではなく、アピール力のまるでないチラシを打つことによって商品が売れなかったとしたら、会社の存亡にも係わるわけです。



 消費者の目に届く、最も敏感に売上に影響する広告に関して中途半端なことをやっていて商品が売れて行くとはとても思えません。

 また、広告代理店は、広告の効果についてはほとんど何も知らないのが実情のようです。

 

 何曜日の何ページ目の新聞広告が反応が良いのか、

 イメージ広告が良いのか、

 多少品を落としてでも直接的な内容の広告の方が反応が良いのか、

 何部配れば必要な反応が取れるのか


 などなど、代理店に頼っても、結局何のデータも過去の経験値も持っていないことがほとんどです。

 会社は自力で、反応の良い広告宣伝ノウハウを確立して行くことが必要です。


 

 最初はわずかな費用で小規模に実験し、その中から反応の良い方法を見つけ出して宣伝規模を拡大していくというのが常套手段です。
 十分に知恵を絞り、試行錯誤を重ねるうちに、やがて希望通りの反応を取れる方法が見つかります。

 

 良い商品を持っていても、それを多くの消費者に知ってもらい、良さをわかってもらうのはたいへんなことです。

 しかし、多くの会社では、こういった商品のアピール、広告宣伝の重要性がまだまだ理解されていないように思います。


 良い商品を持つこと、良い商品を作り出すことは大変なことですが、それと同様に商品をしっかりアピールしていく活動が重要です。


今日では、何もしなければ商品は売れません。

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Chihiro HAYASHI
分かりやすく経営に対する思いを伝えたい