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これぞ至福の時間!木軸ペンたちのお手入れをまとめてみた!

 皆さんこんにちは!革命工房です。突然ですが、木軸ペンを持っているけど手入れの仕方がわからない、手入れしたいけど日用品で代用できるかわからなくてできていない…という経験をされたことはなかったでしょうか。実は、お手入れをサボっていたら最悪の場合割れてしまうこともあるのです。そこで今回は、木軸ペンたちをお手入れ方法などをまとめました!正しいお手入れの手順から、代用できるものまで、すべてまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!


まず初めにすべきこと

 まず初めにすべきことは、乾いたクロスで乾拭きすることです!

メガネの購入時に付属したクロス

 上のようにメガネを購入した際に付属されるクロスでも可能です。重要なのは、木軸についたホコリなどをすべて除去することです。ホコリがついたままにするとシミになり、目立つようになってしまいます。また、乾拭きをせずにワックスやオイルを塗るとホコリの上からコーティングすることになるので、琥珀のようにホコリごと固まってしまいます。ですので、オイルをつける時間がないなどの方も、乾拭きだけでもするかしないかでは今後の変化に大きく関わってしまいます。ですので、オイルやワックスはやったほうがいいですが、乾拭きは一ヶ月に一度、必ず怠らないようにしましょう。

その次にすべきこと

 

内部機構と木軸を分ける
芯ケースの金具も外す!

 その次にすべきことは、金具を外せるだけ外すことです。本日、木軸ではないですが、こぶた工房のコニャック芯ケースも手入れしていくのですが、全ての金具を外しました。なぜなら、金属にオイルを付けたままにすると、錆びにくくなるかもしれませんが、油焼けといい油に含まれる添加剤や酸化劣化生成物などが金属と反応してしまい、変色してしまうおそれがあるからです。ですので、木軸のみにオイルやワックスが塗られるようにしましょう。

それまでの過程があってからオイルが塗れる

 今回は、こぶた工房のワックスを使用しますが、オイルの場合も同じ手順で大丈夫です。強いて違いを言うとしたら手入れする際に塗る量だと考えています。あくまで感覚ですが、オイルは少なめ、ワックスはたっぷり塗るイメージではあります。そこは自由ですが、オイルは少量でも艶を出せますが、ワックスは少ないとあまり染み込んではくれなかった経験があったためです。


ワックスを塗る前

 クロスやティッシュでもいいのですが、ワックスをたっぷり付けて少し強めに、木の隙間に押し込むようにして塗りましょう。

ワックスの場合はこのようにたっぷりと付けましょう

 塗り終えたら新聞紙で挟んでください。(新聞紙がない人向けに、上下にティッシュを敷きました。)
でないと、塗り終えてからふってきたホコリが付着し、乾拭きした意味がなくなってしまうためです。
さらに、塗り終えてから最低でも24時間は置いておきましょう。私は基本2日間置いておきます。
 その期間に金具の指紋を落としたりすると金具の酸化を防げます。待ち時間も上手に使いましょう!
⚠たまたまこぶた工房のコニャック芯ケースとワックスが相性が良かっただけであり、相性の良くないレザーも多く存在しますので、レザーの方はレザークリームなど、専用の手入れグッズを使用するように!

代用できるもの

 ワックスやオイルがないという方もいらっしゃると思いますが、実は身近なアレでもお手入れすることができます。それは何だと思いますか?正解は、オリーブオイルです。サラダ油やごま油だと、同じ植物油ですが、染み込みにくかったり、匂いが強く吸収されやすいため、おすすめはしません。オリーブオイルは、匂いは強いものの、木に近い匂いを持ち、また、吸収されやすいので代用が可能です。大すぎると腐ってしまう場合があるため、多く塗らないこともポイントです。ですが、値段も高く、毎回毎回手入れなんかに使えない、朗報です。安めのハンドクリームでも代用することができます。ですが、匂いがついてしまうという欠点もあるため、300円程度から売っているミツロウワックスや、工房楔さんからも200円で手入れオイルが販売されているので、そちらを使うのがベストではあります。

最後に

 いかがだったでしょうか。今まで間違った手順だったなという方もいたのではないでしょうか。木のペンというのは、使用から手入れまで奥深いものです。オイルの種類、塗る量、塗る頻度で、経年変化の仕方が変わってきます。自分で木を育てるという楽しみを覚えると、より一層趣味の幅を広げられます。これを期に文房具の沼にはまっていってはどうでしょうか。では、あなたの木軸ライフをお楽しみください。




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