仮面ライダーガッチャード1話 感想
まず、見終わって思ったこと。
めっっっっっっっっっっちゃ面白かった!!!!!!!!
放送前からガッチャード、というか湊Pの新しいことをやろう!という姿勢が好感触だったので、好きバイアスがかかっていたかもしれませんが、かなり良い一話だったのは間違いないと思います。
一話はとにかく王道で高校生の主人公がケミーに出会い、スチームライダー(で合ってるよね?鉄道のケミーのことです)に異世界に連れていかれ、そこでドライバーを託され、敵のなんかエジプトぽい人(名前がまだ覚えられない…)と戦うみたいなのが大筋の流れですが、その中でも必要情報と仄めかし(広義で言うと伏線)が散りばめられてて自然な流れに収まっているのが高度な手腕だなと感じました。
良かったところを順に触れていきたいと思います。
①ヒロインが良い
りんねちゃん、かわいいですね。女優さんの顔がとても綺麗です。一話内だけでも『主人公の名前を同じクラスなのに覚えていない=人に興味がない?人との関りを諦めている?』要素とか、『先祖代々就職先が決まっている=終盤、錬金術の家系だと明かされる&それを先生が知っていた理由も明かされる』と、上手く掘り下げてきたなあという印象があります。
個人的には上記の要素から、ケミー関連のことは世間に公になっていないため、錬金術師は仕事上あまり人と深く関わりを持ってはいけない(友達とかができて深い事情とかを知られるようなことになると困る)ので孤独に生きてきたとかそういう雰囲気を妄想してます。そして主人公と出会って変わっていく、みたいな王道展開とかね。あとポジション的に女性初2号ライダーいけるのでは?と思いました。前例をぶち壊していくのがライダーの魅力だと思うので、そういう展開あればいいなあ。
②王道の中にある意外性
基本的には何も知らない主人公(父親の顔が隠されていたりと出生に謎あり)が突然力を託されて、何もわからないけど誰かを傷付ける輩は許さねえ!!ってことで善性を発揮して戦い始めるという王道of王道の展開なわけですが、その中でも「えっそれそうなるの!!!?」といった箇所もあったのが魅力だなと思いました。
まず、おやっさん的な人が一話で死ぬ。一話冒頭から意味深に登場していたベルト譲渡おじさんですが、まさか一話で死ぬとは…。てっきりライダーのいわゆるおやっさんポジだと思っていたのですが、これは意外性があり良かったですね。主人公をかばって死んだので、短い出番ながらも好印象を獲得しているのもグッド。
次に先生が錬金術師。りんねちゃんが錬金術師の家系なのを知っていたこともいい伏線となり、本編終了間近でこの人が出てきた時は「あぁ!先生って関係者なんだ!!」と驚きつつも納得感のあるいい展開だったと思います。
③主人公がいい
いいですね、宝太郎くん。元気でさわやか。役者さんのインタビューも見ましたが、役者さんがそもそも光属性ぽくていい具合に役柄とマッチしてます。主人公らしい善性を以てして王道展開をこなしていく中にも、変な弁当(失礼)をつくったり、それをホッパーに食べさせようとしていたり(鬼畜)、個性も見え隠れしていて楽しいキャラクターでした。
進路調査票が白紙っていうのは割と王道な表現ですが、やはり終盤に自分のやりたいことが見つかって、進路調査票に自分の未来を書けるようになるという展開があるのでしょうか。それか意外性を突いて中盤辺りでもう進路自体は決めて、成長した主人公が終盤に向けてもう一段成長する…みたいな展開でも熱いかもしれません。
まとめ
とにかくいい一話で個人的には傑作を確信しました。何より令和ライダーになんとなく漂っていた鬱屈な雰囲気を吹き飛ばすような明るい作劇に一番心打たれたというのが正直なところです。この明るさ、この王道が見たかったんだよ!!と放送後は一人で盛り上がってしまいました笑
既に主人公、ヒロインともに好印象を抱いているのでこのままゆっくり魅力的な物語を紡いでいっていただければなと思います。脚本はセイバー中盤~終盤で好評だった内田長谷川コンビなので特に危惧していません。
一年間楽しませていただきます!!!!
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