『 健康 』 - 加来幸樹の幸辞苑 #001 -
何をするにも心身の健康がとても大切であることは言うまでもありませんが、健康そのものを目的化してしまうとかえって不健康になってしまうということも忘れてはいけないと思います。
食べるものに気を使いすぎてストレスがたまったり。無理な運動をしすぎて身体を壊してしまったり。大好きなお酒を断ちすぎて何のために生きているかわからなくなってしまったり。
健康はもちろん大切だけど、健康そのものがあなたの生きる目的なのではなくて、その目的を叶えるために必要な手段・状態であるはずです。
健康はお金になりやすいからこそ、不健康なことなんて人生にあってはならないという極論をどうしても感じてしまうことが多いかもしれません。
健康と不健康というのは二者択一ではなく、自分らしい健康と不健康のバランスを考えていくことが本当の意味で「健康」に生きるために必要なことではないでしょうか。
ちなみに、30代も最後の直線に入った僕の「健康」への向き合い方を一言であらわすならば「めちゃくちゃ健康に気を使いながら、めちゃくちゃ不健康に生きる」こと。
健康なことも、不健康なことも、どちらもやりすぎはよくありませんが、ぜひどちらともを適度に大切にしながら、自分らしい「健康」な生き方をしてみてはいかがでしょうか?