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架空艦合同演習参加艦艇紹介Volume2

作成者:ユーク
日向型戦艦

作品外観
作品外観


概要
大天鷹原帝国海軍は艦艇の近代化を推し進める上で、戦略的指標ともなる戦艦は技術の進歩度合いから第一線での実用艦齢を20年程度と定めました。これにより、最新戦艦級は20年を1周期として設計、建造されることとなり、以降は「八八艦隊計画」と呼ばれる計画に沿って整備されていきます。

日向型戦艦はその八八艦隊計画艦として第一次、第二次に次ぐ第三次計画艦とも呼ばれ、専用の8個支援艦艇群と共に計画の中核として建造された大天鷹原帝国の誇る最新鋭戦艦級です。

特徴として過去に類を見ない口径71㎝(砲弾の直径が71㎝)の巨大な主砲を3連装砲塔で4基、計12門を備え、重量7.6tという大和型の主砲弾(1.46t)の約5倍に匹敵する大重量の砲弾を砲口初速(砲身を出た直後の砲弾の速度)780m/秒で撃ち出すことができます。日向型戦艦の主砲はこの砲弾は最大52.3㎞先(仰角45°時)まで投射する能力を持ち、十分な命中率を発揮する決戦距離(主に距離20〜30㎞での砲戦)では約1,200㎜の装甲板を貫徹することが可能です。そして、日向型戦艦は艦の生命線ともいえる主機関や弾薬庫といった重要な機能を納めた重要区画を二重の強靭な装甲帯によって防護し、上記の決戦距離で発射された自身の主砲弾の直撃にも耐えられるように設計されています。

更に機関も従来の艦艇より高温かつ高圧の蒸気を使用可能な、最新の「ハ号艦本式貫流超臨界圧罐」と、合わせて開発された「艦本式超臨界圧ギアードタービン」を搭載し、これらで発生させた最大372,600馬力の大出力と6軸の高効率スクリューによって全長約400m、満載時排水量296,000tもの巨体を18ktで長時間にわたる巡航、または30ktの高速で戦闘することを可能にしています。

自身以外に対応する防御を持たない71㎝砲と、それを防御する強靭な装甲を備え、巡航速度、最高速度ともに高速な日向型戦艦は攻・防・走の三要素が極めて高い次元でまとめられた、まさに世界最強の戦艦といえるでしょう。

上空から撮影された日向型戦艦

要目
基準排水量 253,163t
公試排水量 275,165t
満載排水量 296,000t
全長 409.1m
最大幅 60.5m
満載時喫水 16.2m
主罐 ハ号艦本式貫流超臨界圧罐 12基
主機 艦本式超臨界圧ギアードタービン 6基
機関出力 372,600馬力
航続距離 8,500nm/18kt
艦載機 7機
同型艦 01日向、02伊勢、03駿河、04近江、05越後、06播磨、07周防、08尾張

兵装
零式45口径71㎝2号砲 3連装4基12門
02式50口径25.4㎝自動砲 連装10基20門
05式64口径127㎜高角自動砲 単装6基6門
04式62口径76㎜高性能高角速射砲 単装4基4門
99式改3型高性能30㎜高角多砲身機関砲 連装12基

演習参加歴:第2回、第3回、第4回

砲撃を行う日向型戦艦

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