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光の戦士たち(番外編)岸田総理がピストルズを歌う!?【小説】

「矢田君、今晩は付き合ってもらおうか。」岸田首相が穏やかな声で矢田に言った。

矢田は一瞬驚いたが、
「もちろんです、総理。どちらに行かれるのですか?」

「カラオケだよ。」
岸田は少し得意げな顔を見せた。

矢田は内心で眉をひそめたが、表情には出さず、
「総理、日銀が利上げを発表して、株価が暴落しました。今はカラオケどころではないのでは?」と控えめに尋ねた。

岸田は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに無関心そうに返した。
「あっ、そうなの?知らなかった。大変だねー。でも、私は株を保有してないからね。さ、早くカラオケに行こう。」

矢田は絶句したが、内心の動揺を隠しながら「はい、わかりました。」とだけ答えた。


総理専用のカラオケ室に入ると、岸田はさっそく矢田に命じた。「さ、さ矢田君、私の隣に来たまえ。」

矢田はためらいながらも岸田の隣に座った。

「おい!ビールを持って来い!」岸田は部屋の外に向かって叫んだ。

ビールが運ばれてくると、岸田は言った。「さ、乾杯しよう。」

矢田は笑顔を保ち、「定額減税、国民に好評ですね。」とお世辞を言った。

岸田は嬉しそうに笑い、「そうだろう。」と言いながら冷たいビールを喉に流し込んだ。

その後、岸田はリモコンを手に取り、「おい、いつもの曲を入れろ。」と言った。

カラオケの曲が始まると、なんと!?流れてきたのはセックス・ピストルズの「Anarchy in the UK」だった。

矢田が驚いていると、岸田は得意げに言った。「歌詞は私のオリジナルだよ。」

岸田はジョニーロットンのように歌い始めた。


『Anarchy in the UK』

いくぜ!ハッハッハ
皇室なんかどうでもいい
私は社会主義者
欲しいものはないが手に入れる方法は知っている
国民の生活をめちゃくちゃにしたい
なぜなら私は社会主義者だから
資本主義なんてクソ喰らえ

日本を社会主義に
いつかなるよ たぶんね
増税して金利もあげる 慎ましいデフレに
未来の夢は息子を総理大臣にすること
私は社会主義者になってやる
広島からね

日本を衰退させる方法はいくらでもある
私はベストを尽くすし非情な方法もとる
敵だって利用するし、愛国心も利用する
なぜなら私は社会主義者になりたいから
これが唯一の方法

これってロシア?
それとも中国共産党?
もしかして北朝鮮?
いやいや、これは新しい資本主義なんだよ
どこの国も似たようなものだろう
仮の資本主義をやってるんだ

増税してぶっ壊してやるぜ!


岸田が歌い終えると、得意げに矢田に尋ねた。「どうだね、矢田君?」

矢田は答えた。「総理、感動しました。」

岸田は満足そうにうなずき、「よし、次も誘うからな。」と言った。

矢田は笑顔を作り、「ありがとうございます…。」と答えたが、その目は遠くを見つめていた。

その夜、矢田は疲れ切った体で自宅に帰ったのだった

続く…

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