撮ることは食べること寝ることと同じ【3】
こんなふうに撮ってみたい
カメラやってみたい と感じるだけだったら
今の私はなかったと思う。
今でも不思議だけれど
あのとき
自分の思いを実行できたことがよかったんだと思う。
東京に住み始めてから数ヶ月後のある日
あの写真家さんのフォトレッスンがあることを見つけて、躊躇なく申し込んでいた。
退社後のスタバで締切ギリギリにスマホで駆け込み申し込み。
はじめてのレッスンは
全然撮れなくて
他の生徒さんに追いつかなくて
自分にがっかりだったけれど
帰宅してからも大興奮していたことを今でも覚えている。
カメラがあれば夢だらけ
その写真家の先生のことば。
こんなに撮ることが
たのしいんだ 興奮するんだって知ったのです。
カメラを持ちはじめた私の生活は
変わった、本当に!
インドア派だったはずの私が
山に登ったり、夜景や花火、紅葉を撮りに旅したり、雑誌に応募したり、イベントのカメラマンをしてみたり...
カメラが生活にぐぐぐっと近くなった。
撮ることが生活の一部になった。
カメラを通じて
友人もできた。
出かけたくなる理由ができた。
夢ができた。
そして
夫と出逢った。
家族もできた。
あ、
この景色 この表情
今 撮りたい! いま!
毎日感じる場面がある。
この気持ちをいつまでも大切にしたい。
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