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第97段「あー、大体わかりましたよ」
ドラマ『熱海の捜査官』の「あー、大体わかりましたよ」って、南熱海市にやって来た謎の失踪事件を探る広域捜査官の主人公オダギリジョーさんの捜査中の口癖。
時々現実社会でも、なんか理不尽なこと失礼なこと不快なことが起こって、それが起こるべくして起こってると悟った時、つい自分でも心の中で言ってる。
「あー、大体わかりましたよ」って。
大体嫌なことは、予想通り起こる。
例えば、メールのやり取りとか、そこからアポの時間の決め方とか、なんとなくそのやり取りに違和感を感じつつも、その違和感で断るのは失礼かと思い、でいざ会ってみると、そこはかとなく失礼で、話にも違和感(なんなら嫌悪感)がやはり漂ってくる。ああ、会わなきゃよかった、と。
その繰り返し。
つまりメールの文言とか、それからのやり取りとか、電話での話し方とか、で最初会った時の印象とか、それってその後その人と関係が続いても、(良くも悪くも)最初感じた印象からそんなに裏切られない事態が続く。
つまりそのメールややり取りや電話の違和感とは、その人全体への違和感なのだ。
こんだけ四半世紀、いろんなジャンルのいろんな人とやり取りしてると、むしろ最初の印象で、その後の行く末を判断してしまっても、ほぼ間違いない。
予想を超えて、その人が良かったってことはまずない。
悲しいかな、だいたい予想通りだ。
「あー、大体わかりましたよ」
でもこの、予想は裏切られたい(と内心いつも思ってる)。でノコノコと今日も出かけていく。
とかなんとか思って、今朝もやっぱり感じてしまった。
「あー、大体わかりましたよ」