vol.27 『知的好奇心をアップデートする』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.27 2019年7月17日Full Moon
『知的好奇心をアップデートする』

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。


■Cm■「知的好奇心の興奮」 inspired by【成功の神はネガティブな狩人に降臨する】

今年の4月から四半世紀ぶりに東大の大学院で文化資源学を学んでいますが、7月になり夏学期が終了しました。4ヶ月学んでみてかなりの勉強になりました。でもその勉強とはただの勉強という意味ではなく、その勉強とは『人生の勉強』という意味です。
25年前の若かりし20代では体得できなかった発見の興奮なのです。
今日は、そんなことを書いて見たいと思います。
題して『知的好奇心をアップデートする』。
そうなんです!今まで自分の持っていた知的好奇心が、それこそ僕はいろんなことに興味がある方の人間なんだと自他共に認める人間ではありますが、そんな僕でさえ日々の講義を受けていると知的好奇心がどんどん更新されていく感じなのです。
それはつまり、「そんなモノにも、こんなコトが!」的な発見。
でも実際、どんな更新なんだ?と思われますよね。
なので、ちょうど7月の講義の終わりで、僕が提出した課題のレポートを2つ掲載したいと思います。題材は『21世紀時計』と『宇宙戦艦ヤマト』
え?どういうこと?これが勉強?
・・・まあ、それは読者の皆さんに判断してもらうとして、僕が感じた「そんなモノにも、こんなことが!」的な知的好奇心の興奮が伝わっていただくと幸いです。(読んだ感想いただけたら、嬉しいです!)
・・・で、さらに先に言っとくと、そんな知的好奇心の興奮を皆で共有したいと思いまして、来月の8月から『新しいこと』を始めようと計画しています(詳細は、随時発表していく予定です。)。
その前振りにもなっていますので、このレポートが皆さんの“知的好奇心”を刺激できたら嬉しく思います。


■Dm■「21世紀に忘れられた『21世紀時計』」inspired by【13の未来地図】

文化遺産を考える際に、文化遺産が文化遺産として残る理由を考察してみたいと思う。
竹村公太郎著『土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く』(PHP刊)の第8章で奈良のことがとりあげられている。法隆寺などの世界遺産が存在する奈良県はホテル・旅館の客室数がなんと都道府県で全国最低であるのだ。京都と並び修学旅行の候補地でもあり、法隆寺や東大寺の大仏などの世界遺産をはじめ多くの文化遺産を有する奈良県がなぜ最低なのか?

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