第372段「お終いの話」
どんな仕事をしてても、先行きを閉じていく人たちっているんだよなあ。それがタレントさん本人というよりマネージャーやスタッフだったりすると、本人がかわいそうだなといつも思う。可能性を閉じて閉じて、彼らはどこに行きたいんだろ?そこから次の未来が拡がっていくことだってあろうに。
当然、先行きが不確かなものだって多い。そんなの進んでみなけりゃわからない。だからマネジメントって一種の賭けでもありおもしろくも(大変でも)あるんだけど、そのチャンスをつぶすのが仕事だってスタンスの人だと萎えるなあ。他意は無くても、潰された方はきっちり憶えているからね、その苦い経験。
今日の仕事はそういう意味で残念だったな。こっちだって徒労感で疲れるし。いい作品かもだし才能ある人かもだけど、多分(これ以上)伸びないだろうなあ。お付きがそういうスタンスで仕事をしているわけだから。むしろ伸びないでくれって念じたくなるし。仕事関係者にそう思わせるようじゃお終い。