vol.69 『解き放て、我を、貴方を』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.69 2021年3月29日Full Moon
『解き放て、我を、貴方を』

ユニバースUNIVERSE（単一の世界）からダイバースDIVERSE（多元的な世界）へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。

■Cm■「体調回復宣言」

今日は満月、いろんなことが満つる時です。２０２１年になって３ヶ月が終わろうとしています。ちょうど１年前からふりかかってきたコロナ禍は依然いまだに続いていて、なんとかそこから抜け出そうとしている人類のその抜け足を引っ張り続けている状態です。
ボクはといえば、そんな中で、いろんな終わりを経験して、まるで抜け殻のような感覚です。
そんな抜け殻状態なんだけども、でもかすかに見える希望をすくって今日は、あえて前向きに書いてみようと想います。
前向きなことといえば、なんか体調が良いのです。
前回も書きましたが、昨年から脇腹が痛くて、いろいろ調べたところ自分の筋力の無さが原因なのだと（ようやく）気づき、２月頭から毎日柔軟運動＝ストレッチをやることを始めました。それもいろいろネットや本でやり方を調べるとどんな動きを何回やらないと効果ないとか、いつもその負荷の面倒くささと、自分へのキツさという負担で続かなかったので、今回は毎日続けることだけを考えて、“少ない回数だけど毎日やる”ということだけを守ってやって来ました。そうしたら今のところ毎日続いています。すると朝、起きる前に布団の中でそのまま柔軟運動をやると、そのうちに目が覚めて、ぱっちり起きられるようになりました。やがて脇腹の違和感も消えていったのです。
そして３月に入って、体調の悪さの根源は自分が太っていることなんだと（これまたようやく）気づき、ファスティングというか、ダイエットというか、毎日の食事を極力少なくしたのです。この食事を少なくするやり方も、本やネットを見るといろいろ情報がありすぎて、いつもチャレンジしてみても、そのルーチンとかルールとか、食べる品種の制約が逆に面倒臭くなって、なかなか続きません。なので今回は、そんな細かいことは一切気にせず、ただ食べる量と食べる回数をただ少なくしたのです。もう夜だから食べなくてもいいやとか、朝起きても、これから午前中は作業して、午後の会議にも続くから、食べなくてもいいや、的な。そのやり方が合っているかどうか、とかは気にせず、ただ実行してみたのです。
そしたら、みるみるやせて行きました。ボクは昨年はだいたい１０８キロくらいありました。１０８って、煩悩の数だけ体重がある、とか自虐的に自嘲気味にいつもほざいていたのですが、だいたいここ２０年くらいは多い時は１１２キロ、少なくても１０２キロあたりをうろうろしていたのです。まさにストレスという名の脂肪が、欲望という名の電車に乗ってやってくるような状態だったのです。でもこの食事制限を始めてみたら、順調に痩せていって、ついに先日３月２０日に１００キロを切りました。現在９８キロくらいです。二桁に戻ったのはいつ以来だろう？２０代の急速に太り続けた時代以来かもしれません。
すると、やはりいろんなところでいい効果が生じて来ました。まずなんとなく日々の体調がいいのです。まさに身体が軽くなったというか、何を行動するのも軽やかに実行できるようになりました。先に書いたように仕事やプライベートでなかなかうまくいかないこともあって、気持ちも虚ろな時も多いのですが、でもそれでも身体が軽やかなぶん、なんていうか重い気持ちまで、軽くなっていくというか。この感じは、自分ではだいぶ救われています。精神の重圧をという重さを、身体の軽さで帳消しにしてくれているような感じです。さらに実際、先週３月１７日に行った病院での定期検診でも、医師から褒められました。この感じで進めてください、と。そうして一昨年から続いていた頭痛も減り、昨年から続いた脇腹の痛みも減り、ようやく自分はこの３月１７日に、体調回復宣言を自分的に発令したのでした。

■Dm■「重力からの解放、パラレルからバーティカルへ」

精神の不調を身体の好調が救ってくれる、これはただ今のボクが実感している心境です。
“病は気から”という言葉がありますが、これは実際ほんとそうで、イライラするだけで血圧があがりますし、不安感が自分の体調の疑心暗鬼を増長させて、どんどんアクティブな活動ができなくなります。そうするとどんどん身体を動かすというモチベーションも下がって行って、ますます身体が重くなって、ますますっ精神も重くなっていくのです。それはわかっているので、いつもなるべく精神的に楽に考えよう考えようと思い込もうとはしていました。でもその想いは、実際の外圧がかかってくるとなかなかやはり上手くいかないわけです。さらに精神を楽にしようということは、何かを行動するときに、なるべく負担をかけずに楽にやろう、なんならサボろう、って行動パターンにいきがちですよね。そして大事なこともどんどん先送りしてやらないことも増え、結果、それがなかなか進まないことで、実は精神ってますます重い方向に向かっていくんだって、これもようやく気付いたのでした。
なので、今回は無理に精神の向上を目指すのではなく、精神は置いといて、むしろ身体の向上＝柔軟運動と食事制限、だけを無精神でやってみることにしてみたわけです。実際のところ、無精神なわけですから、そんなやり方に決めたという（精神的な）決意もあるわけでもなく、むしろ自分の思考や想いをあえて排除して、まるで機械のように、他人事のように、ただ淡々と定期的作業をやるように、毎日実行してみたのです。そうしたら前述するように、体重も減り、各所の痛みも消え、そして身体が軽くなったことで、いろんな活動を起こすモチベーションも増え、日々の気持ちが軽くなってきたような感じがするのです。つまり身体の向上で、結果的に精神の向上もみられたわけなのでした。
これは、まだ始めて２ヶ月ですし、実感して来たのはここ２週間くらいなので、あくまでまだ初期状態なだけで、この精神向上が続くかどうかはわかりません。ただそれでもボクが今回、身体の軽さが精神の軽さを誘引すると実感したことだけは事実なので、ボクは身体の軽さの維持とさらなる向上だけは、それこそ無理することなく続けていこうとは考えているわけです。
さらに、この身体の軽さを実感するのは、やはり自分の見た目の向上を実感できるということも大きいんだとも思うのです。自分は１０８キロもあるので、もうお腹の贅肉は見るに耐えないボヨヨンお腹だったわけです。お腹のふくらみがまさに太鼓のようで、特にお腹下部は、地面に対して平行＝パラレル状態だったわけです。下世話な言い方をすれば、自分のお腹でおちんちんが隠れて見えない（笑）。でもそれが１０キロ痩せてみるとどんどんお腹の膨らみは減少して、お腹の下部は、地面と垂直＝バーティカルになってきました。おちんちんも見えるようになりました（笑）。このお腹のパラレルからバーティカルな変更は、ボクの見た目をだいぶ改善したように思うのです。そしてそれに合わせて身体自体もバーティカルになってきました。骨盤が立ってきたというか、背筋が猫背にならなくなってきたというか、横に横にしぼんでこわばっていた身体が、縦に縦にぴーんと立ってきたというか、つまり身体自体のこわばりがなくなってきたのです。すると、それは見た目以上に、実際肩こりや肩甲骨の疲れ、腕の疲れ、腰の疲れの軽減にもなってきたのです。今この文章を座りながらマックで書いていますが、以前なら、肩もすぐ凝るし、どんどん猫背になって行ったのですが、今はまだピシっとしてますし、肩こりも感じていません。
つまり、つまり、ボクの体調の不調は、ほんとうに太っていることに起因していたのでした。ここ２０年は確実に太っていたわけですから、その不調も２０年くらい続いていたわけなのでした。そしてそれが年々の老化現象と体力の衰えで、体の随所で痛みを発生してきたのが、一昨年からの頭痛と昨年からの脇腹の痛みだったのです。
この前、かかりつけのお医者さんに行った時に先生に、身体の痛みを相談したら、こんな風にいわれまいた。
「身体に痛みが出るってことは、むしろ良いことなんですよ。