今ならギリ古参。明石にカレーの名店現る

今日は先日行ったカレー屋さんのお話。
兵庫県明石市、土山駅から少し歩いたところにある、今年オープンしたばかりのカレー屋さん。

「ハハカリー」

ちなみに私は写真を一枚も撮っていない。
何故ならば

はやく食べたかったから

noter失格とか言わないで(泣)

行ってみればわかる。木を基調とした温かみのある店内にはビートルズ。フライパンの音と鼻腔をくすぐるスパイスの香り。ただ座っているだけで身体がカレーを迎え入れる準備をしてくれる。

たしかに見た目にもおしゃれで共有したくなるところだが、角度を変えて映えを追求している余裕はないほど胃がカレーを求めている。1秒も本能に抗うことができないこの香り。というわけで写真は公式Instagramから見てね(雑)

メニューは少数ながら悩ましい。私がギャル曽根なら迷うことなく全部頼むのに…

まず看板メニュー数量限定ジビエカレーははずせない。ジビエのために開店に合わせて来ている人も多いのではないだろうか。
お目当ての海老カレーは残念ながらその日はなかったが、王道のチキンカレーと、「本日のカレー」の薬膳ポークも捨てがたい。

ちゃんとお子様カレーまである。ありがたい

悩みに悩んで薬膳ポークとジビエの相がけに。
子ども連れで行ったのでお子様カレーも。

まず来たのはお子様カレー。
ライスがねこちゃん型でたこさんウインナーもかわいらしい。カレーはコーンがベースの甘口で、朝ごはんから時間があまり経っていないにもかかわらず6歳児は秒で完食。おやつだけで生きたいマインドの3歳児もびっくりするくらいの食べっぷりを発揮した。
いつもなら食べないブロッコリーもカレー味が気に入ったらしく、大きな口で頬張っていてびっくりだ。毎日これがいい

良い食いっぷりに惚れ惚れしていると、来ました私の相がけカレー。「右がジビエで左が薬膳ポークです」ちゃんと説明してくれるのありがたい。

まずはジビエから。
中心に大きな肉の塊が鎮座している。しかし私はホモサピエンス、経験から知恵をつける生き物なのだ。カレーの肉は煮込み過ぎてパサパサしているのが相場。期待してはならない。

ほろほろのお肉を疑い深い目で見て一口。

え、やわらかしっとりじゅ〜すぃ〜?

これは予想外過ぎる。別で煮付けたものなのか?まさに口が欲していたベストな味付けがしっかりと染みており、歯がいらないほどほろっトロ。ジビエ特有の臭みなんて全くなくあまりの美味しさに言語野がショートし「うまぁ…」「うまぁい…」と鳴く妖怪と化してしまった。

続いて肝心のカレー。欧風ではなくサラッとしたスパイスの香り豊かなルー。炒め玉ねぎのおかげか、香りに反して辛いのが苦手でも食べやすく、物足りない人向けの後がけスパイスまで用意してくれている。

ライスの水加減もちょうど良く、パサつかないがカレーによく合う絶妙なかたさで最高。

続いてポークカレー。薬膳というだけあってこちらの方がよりスパイスが立っている。そして生姜たっぷり、たまらん。口が辛くなってきたところにゴロゴロではなく薄切りの豚肉がふわっと甘さをくれるのがまた良い。

食べ進めるほどに身体が芯からあたたまり、寒い日でもお会計を済ませて店を後にする頃にはもうおなかぽっかぽか。

少し大通りからはずれた場所にあるのだが、駅から徒歩5分くらいなので行きやすい。
不定休で月ごとにInstagramにカレンダーがアップされる方式で、この「知る人ぞ知る」感がまた良い。

魚住町で育った魚住っ子が宣言するが、

魚住町に
こんなクオリティの高いカレー屋は他にない


一度食べてみて損はないため是非足を運んでほしい。もちろんすでに何人か常連さんはいるが、

今ならギリ古参枠に入れるぞ…!


「あのカレー屋、オープンから売れるって思ってたんだよね」って言いたい人は急ぐんだ…!

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