『奇跡のリンゴ』
おはようございます。
移動があると、読書が進みます。
『奇跡のリンゴ』は出版された時にリアルタイムで読みました。
映画化もされていますが、映画は観ていません。
本を読むと・・・
まるで映画を観ているかのように映像が流れてきます。
『奇跡のリンゴ』(石川拓治著)は、青森県の農家・木村秋則氏が、無農薬でリンゴを栽培するという不可能に思われた挑戦を成功させるまでの実話を描いたノンフィクション作品です。この物語は、自然と向き合う人間の粘り強さや情熱、そして家族の支えを描いています。
あらすじ
木村秋則氏は、農薬アレルギーを持つ妻のために、無農薬でリンゴを栽培することを決意します。しかし、リンゴは病害虫に非常に弱く、当時は農薬を使わずに栽培することは不可能とされていました。
木村氏は試行錯誤を繰り返しながらも、長年の失敗と挫折を経験します。リンゴの木は枯れ、経済的にも困窮し、精神的にも追い詰められます。しかし、彼は決して諦めませんでした。
試練を乗り越え、自然の力を最大限に生かした栽培法を発見します。土壌を改善し、生態系を取り戻すことで、リンゴの木が自然本来の力を発揮し始めたのです。そして、ついに無農薬で美しいリンゴの実を収穫することに成功します。
要点
挑戦と困難
無農薬栽培という前例のない挑戦への取り組み。
繰り返される失敗と経済的苦境。
信念と粘り強さ
あきらめない精神と自然との共生を信じる信念。
自然との調和
農薬に頼らず、土壌や生態系の力を生かす栽培方法の確立。
家族愛と支え
妻や家族の存在が、木村氏の努力を支える重要な要素。
成功と希望の象徴
無農薬リンゴは、不可能を可能にした象徴として、現代農業や環境問題に対する希望を示す。
この作品は単なる農業の話ではなく、挑戦と信念、そして自然と共に生きることの意味を深く問いかける内容です。
上記のことを知ると・・・
りんごは医者いらず?????と思ってしまいます。
農薬まみれのリンゴを食べたくはないな〜と思ってしまいました。
きっと木村さんも個性あるのでしょうね。
好きなことに関しては、没頭できる。
この強みを活かすことができたのは、家族や周りの方々の作り出す環境です。
農業をやりたいと言っている息子に是非とも読んで欲しい1冊です。
バブルで私が浮かれていた時(成田でボジョレーを開ける、苗場プリンスにスキーに行く、バブリーな車に乗る・・・)、極貧の中、無農薬のりんご作りをしていたのには、頭が下がります。