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意味の越境こそが、社会課題解決の道筋。 人生を掛けて繋ごうとしている「タスキ」とは?(前編)

(※「シャベル」インタビュー記事)
私、郭翔愛(かくさんえ)は2020年4月に社会課題を解決することを目的として合同会社Tasukiを創立しました。今までビジネスとして成功は難しいからこそ何年も放置されていた社会課題に新しいアプローチ取り組む会社です。今回は私がなぜこの会社を立ち上げたのか、何について取り組んでいきたいのかについてお話しします。

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人生をフルスイングしたくて「Tasuki」を創立

大学生の頃、自分のライフプランを考えた時に、

『人生の前半は仕事をがむしゃらに頑張り、後半戦で培ったチカラで社会課題に取り組みたい』

と強く思いました。

自分が興味のある、意義を感じる、魂が熱くなる。

そういった気持を感じられる世の中を良くするテーマにフルスイングできるようなことをしたいなというのは漠然と思ってはいたんです。


「新しい推進力」で手つかずだった社会課題や、個人の可能性に向き合えないか?

社会課題の解決は、既存のビジネスの方法では上手くできなかったりお金に繋がるかどうか分からないことの方が多いですよね。

でも、私はそこが面白いポイントとして捉えています。いろいろな手法を組み合わせて実験をしていきたいんです。そこで目を付けたのが「イケてる大人たちの心意気」を使ってビジネスとは関係なく仕事を回すことです。

業界に関係なく誇りを持って前線を駆けまわっている人達は、誰に対してでも自分の仕事をポジティブに語ることができます。そういう戦闘力が高い多忙な方々も、リモートになって時間もある程度マネジメントできるようになりました。

また、そんな方に個別で話を向けると、「子供食堂手伝っているんだよね」とか「俺こういうNPOサポートしているんだよね」という話を意外と聞きます。自分からは言わないので見えていないだけなんですよね。

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Tasukiでは高校生の就職活動に関して離職率が高い問題に取り組んでいるんですが、その話をすると「面白そう」「俺もやってみたい」などとおっしゃってくれます。

さらに兼業や副業など、本業の仕事以外にやることが当たり前の世の中になっていく中で、自分でやりたいこと、興味あることに、取り組んでみたいと思っている方がますます多くなっていきますよね。

そうした「心意気で動きたい」に賛同してくれた素敵な大人たちの推進力で何かオモシロいことを企んでいく、それがTasukiを通して実験していきたいことです。

皆さん忙しいし困って無いので、お金で動いてもらうことは難しいケースもあります。しかし、興味があるテーマ、自分の力が誰かのためになるという実感が得られるのであれば、時間を割いても良いという方たちもいます。

「いいよ、いいよ。土日朝1時間Zoom面談で月何回かなら」
と言っていただけることも多いんですよ。

心意気ある大人たちへの対価

私は、高校生にアドバイスをしたからといって、「ありがとう」と言われることは全く求めていません。ありがとうと言われて感じる承認欲求は必要無いんです。

自分の人生の時間の一部を今日も有効な場所に使えたなと感じる自分自身の納得感が大事。同じようなことをすでにアクションをしている大人たちも話しています。

アドラー心理学の「嫌われる勇気」でも、「幸せとは貢献感」であると。
人から「ありがとう」と言われる承認欲求ではなく、「自分自身が共同体社会に貢献できている実感」が幸せとされています。私もこの感覚をずっと持っていたなと改めて思っています。

それが人生の上位概念だとしたら、無償で協力してもらう大人にもメリットを返せているのではないか?というのが実験材料の仮説の一つです。

「〇〇さん、無料でやってもらってすみません・・!」ではなく、

「Tasukiさん、素晴らしい機会をありがとう!」
「なんで高校生とZoomしてんの?って久しぶりに娘にツッコまれたよw」

にシフトできると、ますますオモシロいことになるなーと考えていますw

(note後編に続く)


https://tasuki-inc.studio.site/


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