「いきものの名前がわかるアプリをゲット」の巻
こんにちは。愛犬とのお散歩が何よりの楽しみとなっている「窓際ジューン」です。
お散歩はいつも同じ近所の農道を歩くのですが、道端の草花や空の色、雲の形など365日同じ景色はなく退屈しません。特に道すがら咲いている小さい野花が好きで、ワンコそっちのけでしゃがみこんで見入ってしまうことも……。
でも、道草ってよく見かけるものでも名前は知らないってことよくありますよね。調べようとしてもそんな雑草は、私が持っていた「プログラム式・こどもカラー図鑑」(講談社)にも載っていませんし、だれに聞いてもわからないままでした。ところが、最近はスマホで写真を撮るだけでその種類をAI判定してくれるアプリができています。
いくつか似たようなものは存在すると思うのですが、私はいきものコレクションアプリ「BIOME(バイオーム)-いきものAI図鑑-」を選んで使っています。写真を撮ってAI判定してもらうと候補の植物を挙げてくれます。他の植物が写り込んでしまったり、撮影アングルが悪かったりしてうまく判定しないときは、「質問投稿」をして同アプリユーザーで物知りな方からの教えを請うことができます。自分でググってわかるときもありますし、便利な世の中になったものです。
文明の利器を手にしてお散歩の楽しさが倍増した私。ワンコを連れて道草を激写しまくっております♪ そのうちのいくつかお気に入りをご紹介しますね。
2021/07/27撮影
7月のある日、2~3mmの白くてかわいい野花を発見しました。
よく見ると実もいくつかできていて、もしゃもしゃと面ファスナーの硬いほうのような毛を生やしています。
おや、これは花よりもそのタネが有名なあの「ひっつきむし」と呼ばれる道草ですね。
私が育った地域では「どろぼう」とも呼んでいました。
でも、本名は知りません。
正解は「ヤブジラミ」だそうです。藪に生え、実がシラミに似ているから、この名が付いたとか……。
俗称も正式名称も印象がよくありません。
お花はレースフラワーのように繊細で可憐なのに。
名前を知らないでいたほうがよかったのかも。
2021/06/26撮影
次の道草は、山側の田んぼの畔でひっそりと咲いていました。
花の大きさは5mmくらい。
あれれれ? 花びらちぎられちゃったのかな?と思ってしまうような個性的な姿です。
これは「ハキダメギク」と判明。
写真ではAI判定できず、質問投稿をして教えてもらいました。
帰化植物であるこのお花は「掃き溜め」で見つけられたことからこの名が付いたとか……。
もうちょっといい名前はなかったのかしら。
2021/07/11撮影
こちらの蔓性植物の名前はAI判定するまでもなく知っていましたよ。
むかし、保育所に通っていた娘に「これは実がクサイから”ヘクソカズラ”っていうんやで!」と教えられましたから。
20年近く昔のことですが、その強烈な言葉の並びから記憶に残ることになりました。しかしまぁ「屁と糞」って……。
このクサイ果実ですが、なんと抗菌作用のある成分が含まれており、あかぎれ、しもやけ等の皮膚疾患のためのハンドクリームに使用することがあるそうです。
薬草ですやん。もっといい名前で呼んであげて!
という訳で、名もなき道草の正体を明らかにしていくマイブームはしばらく続きそうです。
なんの足しにもなりませんが。
[窓際ジューン]
【参考にしたサイト】