【視聴完了】視聴記録:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
メモ(雑多注意)
第1話
冒頭、草薙素子のセリフ
「世の中に不満があるなら自分を変えろ。
それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。
それも嫌なら……」
舞台が2030年。意外と近い。
さすがに今からこんなふうにはならなさそう。
世界観、細かい設定なんかが気になる。
どこまで機械化しているのかとか、生活の様子とか。
どこまでが今と変わらなくて、どんなところが大きく違うのか。
第2話
タチコマがかわいい。
撃たれて破壊された個体に対して、他のタチコマが「いいないいな~」「高等解析(?)されちゃうかも」と言っていたのが意外というか驚きだった。
機械だから痛みはないのかもしれないが、壊れることを羨ましいと思うのが不思議。
壊れることではなく解析されることが嬉しいのか?
風邪を引いたら学校休んでプリンが食べられる、みたいな感じなのだろうか……。
体が死んでも脳が生きていれば「その人」は存在する?
脳を別の体(義体)に乗せ換えれば、脳が死ぬまでは永遠に生きられる?
個人の意思は脳に宿る?
そういえば第1話では脳を取り出す描写があって、取り出された脳はなんだか機械のような見た目をしていた。
脳も部分的にかもしれないが機械化されている?
であれば、いったい生身の体、生身の脳の意味は?
深い。
第3話
タチコマがかわいい。
控えめにお土産要求、からの土産話(をしてあげるという言葉)で大喜び。かわいい。
「(チラッ」がとてもかわいい。
AIの知性、個性、意思、それらは存在するのか、しないのか。
どこまでがプログラムでどこからが意思と呼べるのか。
第4話
来ました「笑い男事件」。
一度見たはずなのにほとんど覚えていない。
「視聴覚素子」、視覚を傍受できるだけじゃなく、ジャックできるということなのか?
会見のあと倒れたところを見ると、ジャックされると脳にストレスがかかって機能阻害され、肉体も動かせなくなるとかそういう感じなんだろうか。
最後の記者会見の映像ジャック、その場にいる人たちには、あの人がしゃべって動いているようにしか見えなかったとすると、テレビ(カメラ)の映像をジャックして書き換えた?
すべての局、あるいは電波を同時に書き換えるのは確かに特A級という感じ。
第5話~15話
(少し時間が空いたけど続き見ました)
「生身の体」と「機械の体」、
「人間」と「AI(ロボット)」、
それぞれ明確な違いがあるようで、ないようで。深い。
電脳で繋がることで情報の共有は容易になる一方、共有できない情報に価値が生まれたり、共有の仕方に工夫(プロテクトや解析コード等々)が必要になったり、暗号通信と口頭会話を同時にやっていたり……
まさに「情報化社会」という感じ。
タチコマたちの「自我」や「個性」はこのあとどうなるんだろう。
彼らの会話は無邪気なようでいてとても深く、無垢だからこそ残酷に聞こえたり。
AIが自我を持つことによって任務に支障が出るなら、その自我を消去することも止む無し……理屈ではそうだけど、彼らの会話を聞いてしまうとちょっとかわいそうにも思う。
それは彼らを「AI」としてではなく「個(生物)」として見ているから?
少佐をはじめとするあの世界のひとたちは、私たちが画面のこちらから感じるのとは違う意識でタチコマを見ているんだろうか。
アンドロイドの回でもあったけど、AIや機械は「ゴースト」を得られるのか? 得られるとしたら、その条件は? 得られる個体とそうでない個体の違いはどこにあるのか?
深い。
第16話~26話
1期最後まで見終わりました。
タチコマ……アレはガチで泣いた……。
笑い男事件、あっさり解決はしないしキレイに解決もしないしハッピーエンドでもないのがとてもリアル。
見終わったあと、何度も見返したくなるタイプの作品でした。
実際何度か見返して、ここはこういうことだったのかとかここで伏線がとか考察が捗る。楽しい。
全体を通してテーマがずっしりしているし単純な構造(勧善懲悪的な単視点)でもないのでサクッと見れるタイプの作品ではないけれど、くどすぎず重すぎず後味しっかりで、何度も見たいと思える作品でした。
ただ、感想を書くのが難しい。
視聴メモとしては一旦終わりですが、総評とかちゃんと書きたい……気もするけど書くのが難しいという気もしている……。
時間と心に余裕があるときに、まとめやらを追記する、かもしれません。
どうか期待せずに。
(後日追記するかも?)