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滑らかなるもの

窓から溢れる心地よい風に高音のMummy-Dの声がよく合う午前中
お腹も空いて、人間らしい自分にホッとしてるところ
遠くに見える色んな形した雲を見ながら なにを食べようかと考える贅沢な時間

私を通り過ぎていった人たちへ
思いの丈を整えた後
こんな時こそ会いにきてくれる心優しき想いに感情がたぷたぷになってる頃
自分でありのままの自分をゆっくり見返す

そういえば今聴いてる曲について
PVがどうとかビジュアルがどうとか
ふいに話せるのって凄いな、と思った
共通の趣味があるって良いことだ
もう少し聞き上手だといいのだけど
まあ 希望通りにはなかなか上手くいかない

本来なら、
来週からのゴールデンウィークに
何をして過ごそうかとワクワクどきどきしながら
あぁでも家でのんびり過ごしてしまうんだろうなぁ なんて まどろむ自分が浮かび、
まぁそんなのもいいか〜と
布団に丸々あの気持ちを思い出しつつ

自分は吐き出すつもりはないけど
似たり寄ったりな自分の鏡のような愛しさのかけらもない集まりで、
あれがこうとか あそこがどうとか
笑ったり同意したり手を叩いたり、
痛みすら感じさせない くだらなさに
己ばかりを擁護する言葉で乾杯し合う酒は果たして美味しいのか?味するのかな?
喉越しの悪い何かを飲みこめればいいけど
そして半端ないスピードでまた酔って
何もかも、責任持たずに過ごせばいいよ

時間やお金に余裕があっても
自分以外 どうでもいい富の得かたで
果たして 周りを幸せに?
言葉の変換の意味が間違ってる自覚を

地下から地上へ行く際
自然に眉間にシワが寄るような濃ゆい光が頭のてっぺんから差し込んだ
耳から聴こえる男性シンガーのゆるやさかな音色
強風に負けて散らばる朱色の花びら
昨日の甘い夜を思い出して、まだまだ自分は大丈夫だと思えた

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