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転院について

この記事では系所属点において23Bの生命で9位の筆者が、転院目指すにあたり有益だと思う情報について書きます。

※この記事では扱いませんが、転院の制度とボーダーは知っておいてください。以下のほってぃさんの記事で分かりやすくまとめられています。



必修科目について

必修科目の重要性

まず初めに、選択よりも必修に力を入れるべき理由について書きます。
系所属点の仕組み上、合否科目である立志プロジェクトを除くと必修は1年で取得する21単位のうち上位17単位が採用されるため、捨てることができる単位数はわずか4単位しかありません。一方で、選択科目については仮に年間取得単位数の上限である52単位を取るとすると、29単位中14単位が採用され15単位も捨てることができます。そのため、必修科目はすべての高得点を狙うくらいの姿勢で臨まないと後々足を引っ張られる可能性があります。

必修科目の期末試験

英語以外の必修のほとんどは期末試験のみで成績が決まります。また、そこで出題される問題のほとんどは過去問や各授業で指定されている教科書や配布されるプリントで扱っている問題と同一、または、類似した問題となっています。

対策については毎週小テストがある数学を除けば期末の2〜3週間前から始めても十分に間に合います。また、選択科目の期末レポートが多い場合は前倒しで対策するなどの工夫が必要です。

立志プロジェクトについて

1Qで行われる立志プロジェクトは合否科目であり系所属点には使えません。そのため、落単しない程度に取り組めば問題ありません。

文系教養科目について

文系教養科目は履修したい科目を希望順に選ぶことができ、多くは第一希望の科目を履修することができます。その選び方として、より高得点が期待できる科目から順に選ぶよりも、特別渋い科目(技術史、法学、心理学など)以外から興味がある順に選ぶ方が結果的に点が来る気がします。少なくとも筆者はそうすればよかったなと思ってます。

推奨選択科目

高得点が期待できる選択科目(≠楽単)をまとめました。履修登録の際にはTwitterで授業や先生の評判を事前に調べることを勧めます。ちなみに、先生の名前については次のようにして調べて下さい。
例:山田→ymd,井上→inue

物理学実験第一・第二(物実) 1Qand3Q or 2Qand4Q

簡単に高得点が来ます。
レポートを本気で書いて100点を狙いましょう。
ちなみに、この科目は事前に抽選があり、期間内に教務webから申し込まないと履修できません。23Bでは筆者含めこれを逃して履修できなかった人がちらほらいたので気をつけてください。

物理学演習第一・第二(仏縁) 1Q~4Q

仏縁で扱った問題と類似した問題が必修物理の期末試験で出題されることもあるので取っておきましょう。なお、この科目自体の点数はTAによります。あまり期待しない方がいいと思います。

環境安全論 1Qor2Q

簡単に高得点が来ます。期末は過去問通りです。期末試験前に過去問の答えを作って覚えておきましょう。

情報リテラシ第一・第二(情リテ) 1Q~2Q

特に理由がなければ取りましょう。多くの場合簡単に高得点が来ます。

コンピュータサイエンス第一・第二(根菜) 3Q~4Q

情リテと同じです。基本的には取りましょう。

宇宙地球科学基礎ラボ(天文宇宙) (うちかラボ) 3Q~4Q

筆者含め知り合い3人で履修しましたが全員100点が来ました。受講する際には受講者を選抜するためのレポートを作成・提出する必要があります。手を抜かずに書きましょう。自分は6000字書きました。
ちなみに、成績はレポート1つで決まりますが、書く内容が事前に指定されていることもあってか受講者選抜のレポートよりも軽かったです。
また、評判ですが2Qの宇宙地球科学基礎ラボ(地球物質)も高得点が期待できるそうです。

スピーキング演習(スピ演) 1Q~4Q,夏休み,春休み

英語の選択科目には”TOEIC対策セミナー”や”TOEFL対策セミナー”などがありますが、傾向的にはスピ演が最も点が来やすいです(注1)。また、スピ演は通期に行われるものだけでなく、夏休みと春休みの長期休みに行われる集中講義があり、こちらも(むしろこっちのほうが)高得点が期待できます。

ただし、集中講義については例年人気があり先着順で定員が埋まっていくうえにグローバル理工人育成コース(以下、グロ理)に所属している人が優先的に申し込めるため、担当する先生によってはグロ理への所属が必須になります。

グロ理の所属についてはどこかしらのタイミングで教務webで募集開始のお知らせが来ると思うので定期的に確認しておきましょう。

※1 TOEIC or TOEFL対策セミナーでも先生によっては95以上が簡単に取れます。

グローバル理工人入門3,4(グロ理入門) 4Q

転院を狙うならば絶対に履修しましょう!
やることは多いですが、それらをちゃんとこなせばほぼ確実に95以上がきます!しかも2単位分!
ちなみに、この授業もスピ演の集中講義と同様にグロ理への所属が必要です。

過去問の集め方

過去問の主な入手経路は、サークルと人脈です。

サークルについては、大規模なサークルであるtrap、jizi、アメフトが多く持っています。なかでもtrapが沢山持っているので、過去問目当てでサークルに加入するならtrapがお勧めです。

人脈も重要な入手元になります。大規模サークルのデータベースだけではカバーしきれない過去問を同じ、または、近くのユニットの人が共有してくれることもしばしばあります。少なくとも同ユニの人とは仲良くしておいた方が吉です。

英語の単位認定について

単位認定とは、英語の外部試験において一定以上のスコアを獲得することで、必修英語が100点の成績で単位を得られる制度です。この外部試験には、TOEIC、TOEFL、英検などがありますが、TOEICで875点以上をとるのが最も易しいらしいです。筆者はこれを目指して失敗しているため深くは書きませんが、有益だと思う情報を1つだけ書きます。
単位認定に成功した場合、必修が満点になることに加え選択1単位分も満点になります。詳細は以下の資料から確認してください。

ちなみにこの資料は23Bのときのであり24Bから変わる可能性もありうるため、系所属のための系案内 | 授業・履修 | 在学生の方 | 東京工業大学 (titech.ac.jp) から最新の情報を確認しておいてください。

レポートについて

レポートを書く際は特に指定がない場合はLaTeXを使うことをお勧めします。書いてるうちに上達するのでなるべく早くから使っておきましょう。

ちなみに、LaTeXの読み方を間違えて恥ずかしい思いをしないように注意して下さい。(後悔)

異議申し立てについて

成績に納得がいかない場合はその科目の先生に異議申し立てをすることができ、それによって点数が上がることもあります。選択肢として知っておいた方がいいと思います。

生命の初年次専門科目について

生命理工学院は以下の3つの初年次専門科目があります。

  • 最先端生命研究概論

  • 生命理工学院リテラシ

  • 科学・技術の創造プロセス(生命理工学院)

評判ですが、これらはすべて重いうえに渋いらしいので系所属点を狙うのであれば履修は避けた方がいいと思います。

最後に

生命からの転院であれば近年のインフレを考慮すると、系所属点2900以上は欲しいところです。

この難易度については様々な意見があるでしょうが、個人的には系所属点を優先して履修計画を立てていれば難しくないと思っています。実際に、筆者は受験期とは比べ物にならないほど遊びまくり、生活リズムを崩し、単位認定も失敗に終わり、3Qでは中だるみして必修で大爆死しましたが、結果的には2940点を取れました。その程度の難易度なんです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
質問等があれば気軽に筆者のtwitterのDMから聞いてください。




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