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ドリ泣き 2024/12/26
日記
・日記をほったらかして寝てしまった。
・お仕事を収めた。何が仕事だ!!!という気持ちもあるけど、事実として収まってしまった。数年前まで高校生だった人間がこんなことを言うようになるんだな。自分の口から「仕事」という言葉が出ることに対して、未だに「仕事て……笑」と自嘲する気持ちがある。来年はそういう自意識を殺す年にしたい。
・運動して2回くらい転び、1度目で右手を、2度目で左手を擦りむいた。両手とも全く同じ位置に傷があり、ここから変なウイルスが入ってしまったら、一気に両手とも終わる。
・『ロボット・ドリームズ』を観てきた。
・一人ぼっちの犬、ドッグは深夜に通販番組で見た、組み立て式の「ロボット」を買い、友達になる。二人はその年の夏を共に遊び、楽しみ、かけがえのない時間を過ごしていく。しかし、ある日ビーチへ遊びに行った帰りにロボットは突然動けなくなってしまう。翌日、修理セットを持ってビーチへ走ったドッグだったが、来年の海開きまでビーチは閉鎖されてしまい……というおはなし。
・ビャンビャンに泣いた。でも、それがどんな種類の涙なのかわからないという不思議な感覚。悲しみでも、寂しさでもない。人生の中に確かに二人で過ごした時間があり、それが残っているという事実そのものに泣いた。こんな実直に出会いと別れ、そして友愛を描く作品があるとは……。
・キャラクターたちの表情がすごく良かった。特にロボットのちょうど良く間抜けな表情には、物悲しさに支配されてしまいそうなこの映画の中で、かなり救われた。ロボットと離れ離れになってしまった後のドッグが見せる、何をしていても物足りないような表情も良い。
・あと、音も素敵だった。セリフがないアニメなので、環境音やちょっとした物音が印象的に耳に残る。外にいると聞こえる鳥のさえずりが、ある場面ではロボットの不在を強調しているように聞こえたり、ある場面では新しい世界が開けた清々しさを表現しているように聞こえたり。
・しみじみと良い映画だった……。