飛行船の行方　2022/04/21

日記

・ねむ〜〜〜〜〜〜い。昔から木曜日がいちばん眠い気がする。なんか、「木」というのがもう眠くさせてくる。月・火・水・木・金、この中ならいちばん眠くなるのは「木」に違いない。木て。

・散歩していたら飛行船を見かけた。飛んでいるとこを見たのは何年ぶりだろう。数年前まではスヌーピー柄の飛行船が飛んでいるのをたまに見た。

・調べてみたら、日本国内で飛行船が飛ぶのは5年ぶりらしい。しかも、5年前に飛んでいたのがそのスヌーピー柄のやつとのこと。

・飛行船は良い。人や物を運ぶわけでもない、妙に丸っこくて弾みのありそうな巨体が空にのっそりと浮かんでいる不思議さ。ほとんど飛ばなくなったことを考えると、広告効果もそう高くはないのだろう。現実的にあまり有用ではないものが空を飛んでいるということ自体に優雅さを感じる。「飛行船」という名前もかっこいいし。「船」なのがイカしてる。好きな乗り物ランキング1位かも。

・私が広告代理店の社長とかになったら、やたらめったら飛行船飛ばそうかな。東京の空が飛行船で埋まるくらい飛ばしたい。

・そういえば昔、家の目の前を飛行船が横切ったことがあった。いや、現実的に考えられないことなのだけど、そういう記憶があるし、家族もそれを覚えているから夢ではない。3〜5歳くらいの出来事だったと思う。居間でテレビを見ていたら、突如として窓の外に巨大な飛行船が現れ、そのままゆっくりとフェードアウトしていったのだ。その時、父にあれは何かと聞いて初めて飛行船のことを知った。今にして思えば低空飛行にもほどあったわけだが、あれはなんだったんだろう。たまに自分でも本当の記憶なのか疑わしくなる。

・ここ最近、個人的にミステリブームが到来しているので、名作ミステリと謳われている小説を何冊か買った。でも、今読んでいるレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』が読み終わる気がしないんだよな。そもそも長い(600ページくらいある)し、私の読むスピードがかなり遅いので1ヶ月以上読んで、ようやく半分を超えた辺り。

・ずっと主人公のフィリップ・マーロウがかっこいいから、日に日に探偵になりたいという気持ちが増していっている。結局人間が一番なりたい職業って「名探偵」以外なくない？ 鋭い観察眼、誰に対しても物怖じしない尊大な態度、小洒落た言い回し。これらを身につける名探偵になれたらもう人生に悔いはない。誰か森の奥にある館の殺人パーティとかに呼んでくれ。「え、あ……あの……ｱ……」みたいなことばっか言って場を乱すから。