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ファミチキを挟みたい者たち 2021/01/23

日記

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・昨日ファミマで買ったこれを食べた。専用のバンズにファミチキを挟んで食べよう!というコンセプトなんだけど、レジに持っていくのがかなり恥ずかしかった。これとファミチキを一緒に買ったら、もうその後の行動は「挟む」に収束するし、店員さんにこっちの魂胆がスケスケになるのが嫌だ。絶対「あぁ、こいつ挟むな……」と思われる。

・そういういろいろを乗り越えた、ファミチキバーガーの感想は……「普通にファミチキ食べて〜〜〜」だった。バンズ、全然いらない。

・というか、この商品、10年くらい前にも売っていた気がする。そして買った気がする。

・やっぱりあった。ファミマの内部に、どうしてもファミチキを挟みたい勢力がいるな……。


・近所のコンビニへ行こうと外へ出たら、雨が降っていたので一度家に戻って傘を差した。傘を手にしたの、本当に1年ぶりくらいかもしれない。木の柄を握る感触とか、雨の当たった振動とか、なにもかもが懐かしくて、雨ってこんなにも心地よいものだったか!?と驚いた。

・外出自粛に慣れすぎて、外出自体が億劫になると、よっぽどの用がないとわざわざ天気の悪い日に出歩こうとは思わない。それが、もうそろそろ1年になるのか。眠いけど学校に行かなくちゃいけないから、フラフラ自転車に乗るみたいな感覚はすでに消えかけている。今日コンビニに行かなかったら、雨の感覚も消えていたかも。

・「今日コンビニに行かなかったら」って、音楽やってる人が書いた小説のタイトルみたいだな。

・あと、レジ待ちのときに、後ろの人がかなり距離を詰めてきて「赤の他人とのこの距離感、なつかし〜〜」と、感動した。非日常に長いこと身を置きすぎて、日常の再発見みたいなことが増えている。このままだと、しょうもないエッセイスト一直線だ。


・Netflixで『目撃者』という韓国映画を観た。

・おじさん、殺人の瞬間を目撃っ! 犯人に見つかるっ!という、めちゃくちゃシンプルなあらすじなんだけど、このシンプルさがいい。主人公のおじさんは、妻も娘もいて、新居も購入したばかりで……と、かなりうまくいっている人生を歩んでいたのに、ただぼーっと外を眺めいただけで、息もつけないほどのハラハラ生活に足を踏み入れてしまう。とにかくかわいそう。犯人が自分の生活圏内に、少しずつ入り込んできているというスリルたるやね。いやー、手に汗握った。

・警察も犯人を追うんだけど、このおじさんが犯人からの報復を恐れて証言しないばかりに証拠が掴めなかったり、家宅捜索の令状がとれなかったりして、すごいヤキモキした。「いや、いまだったら言えるって!いま言えよ!」というタイミングでも、全然口を割ろうとしないので、そのたびに心の中で「言えーーーーーーーーー!!!!!!!!」と叫んでいた。びっくりするくらい口が堅い。刑事に詰問されて、もうここまでいったら言わないほうが不自然だろという場面でも、絶対に首を縦に振らない。確かに、大切な家族が……ということを考えたら黙ってるのが吉ではあるけど、それにしたって言えよ。被害が拡大しちゃうでしょうがよ!!

・あと、刑事が、部下のミスにキレるシーンがあるんだけど、そこの暴力が酷すぎて笑っちゃった。大きく振りかぶった平手打ちを一発入れて、その後さらに中段蹴りのコンボをブチ込む。こういうときって、普通平手一発じゃない? 

・この刑事さん、結構なベテランだけど、かなりつぶらな瞳をしていてよかった。


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