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素敵さが導くのだ今! 2022/06/26

日記

・あ〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜

・この世の全ての感慨〜〜〜〜という感じだけど一旦日記を書く。


・朝、起きる。時計を見る。うん、ふむふむ。なるほど。この時間か……。

・この時間なら行けちゃうな……

・同人イベントに。

・生まれて同人即売会に参加した(買う側で)。WEH(同人が云々のアレなので一応伏せ字に)の同人誌が欲しくて……。

・と言っても、東京ビッグサイトを丸々WEHが占拠しているわけではなく、まず同人イベントとして「TOKYO FES」という大きな括りがあり、その中で「TWINKLE MIRAGE」というスクエニ作品オンリーの括りがある。そして、さらにその中でWEHオンリーの括りがある、という入れ子構造。正直私もよくわかっていない。TOKYO FESという名前も今調べて初めて知った。

・まさか自分が同人イベントに行くことになろうとは。昨日の夜の時点ではまぁ疲れてるし行けないなと完全に諦めていたのに、起き抜けの衝動で家を出ていた。最近、衝動がキテる。

・同人イベントをほとんど知らない身でも「小銭と1000円札は大量に用意しておいて、お釣りを出さないようにする」「トートバッグがあった方が便利」という話だけは義務教育で習っていたので、とりあえずこの2つを肝に命じた。まぁ、後はよっぽど失礼なこと(毒霧を噴射する等)をしなければ大丈夫……なはず。

・ただ、WEHは全人類向けとはいえ、マジョリティは女性のファンなので、そこに私が踏み入っていいのかな、という不安があり、電車の中で考え込んでしまった。男性がウロウロしているだけでも不信感や恐怖を抱く人はいるだろうし。「気にするな」とか「性別は関係ない」と言ってしまうのは簡単だけど、現実に様々な不均衡があり、それを切り離してなかったことにするのは誠実でない。どうすればいいんだろうな。

・とか思ってても、会場に着いてしまえば同人誌を買う鵺でしかないのだ。右、左、右左右、全部ワヒロで楽しい。サークルカットなどを一切確認していなかったので、ふらつきながら気になったものを買わせていただいた。1人で作品を生み出し、本にし、売っている人がこんなにもたくさんいることに感動する。しかも、利益を目的にせずにやっている。すごいことだ。畏怖すら覚える。全員偉大。圧倒的な人の力を感じる。私も向こう側に行ってみたいな……と少し思った。


・ビッグサイトを後にし、遮蔽物のない有明の土地(ATUSUGI)を歩くこと5分。家族と落ち合い、

2年延期になっていた小沢健二のライブ『So kakkoii 宇宙 Shows』の世界へ。

・本来は2020年に開催を予定していたのが延期になり、2021年開催へ。しかし、それも延期になり、2022年6月26日の今日、ようやく無事に開催される。もう無理なんじゃないかと思っていたので、会場にいるのが不思議でならない。本当にやる日が来るんだ……。

・物販は実物を手にとって自由に見られるようになっているし、床にはオザケンが書いた短文が敷かれている。始まる前から始まってるな……。

・買い、牛のベロを食べ、幕がひらくのを待つ。


・始まった………………

わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゑ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


・終わった……………………


・本当にもう、ちょっとすごすぎる。今日で全てが最後になるのではないかと心配してしまうほどの破壊力と狂気。どうすればこんなすごいものを生み出せるんだ。なんかもう、こんなに途方もなく素晴らしい空間がこの地球上にあるのに、会場にいる人間以外は誰もそれを知覚できない現実そのものに異を唱えたくなる。このライブのために宇宙自体の仕組みを改変したほうがいい。なんなら、あの会場の中が宇宙の全てで良い。

・始まって3秒で最高すぎて泣きそうになったけど、そのコンマ1秒後にはまた別の最高が襲ってきて、涙を追い越していく。泣きそうになる→最高が来る→泣きそうになる→最高が来るのリレー。ここまで生きてきてよかったし、この先も生きてく……と心の底から思うことができるライブだった。

・書きたいことは無限にあるのだけど、3時を過ぎようとしているのでどうしても今書きたいことだけ書いて、後は明日に回す。

・今回のライブでは「離脱」というシステムがあり、曲中に小沢健二が「離脱!」と宣言すると、ステージ上の人々も客席の我々も演奏もダンスも全てがゆっくりになる。離脱中は、現実の良いことからも悪いことからも離れて、ただゆっくりになるそう。そして、小沢健二の「戻る!」の合図で全てが元に戻る。マトリックスの銃弾を避けるシーンみたいな感じだ。客観的に見れば何やってんだ……と思ってしまうのも仕方ないのだけど、やってみるとこれがめちゃくちゃ面白い。30人編成の生演奏で急にゆっくりになったり、戻ったりを繰り返すシステムが成立しているのはヤバすぎる。離脱中の優雅さよ。

・今回はもちろん発声禁止なので各々口パクをするか、声にせず歌うしかない。こういうとき、「心の中で歌え!」と煽るのは割と今の定番だと思うのだけど、小沢健二はそれを「大丈夫、聞こえてる」という言葉を繰り返すことで表していて心強かった。これもすごい発明だと思う。「聞こえてる」とオザケンに言われたら、心の中であれなんであれ、本当に歌っていて、ちゃんと届いていることになれるんだもんな。


・あと、同人イベントに行った直後だから『薫る』の「生み出すのだね 君の手と手が この世にない すばらしいもの」「君が君の仕事をするとき 偉大な宇宙が薫る」等の歌詞で情緒がぶっ壊れてしまった。『天使たちのシーン』の「神様を信じる強さを僕に」では北村くんを思い出してたし。どうしようもないオタクだな。


・今日、あまりにも完璧な日曜日すぎる……。記念盾とか作ったほうがいいか……?



・ちなみに、買った同人誌の総重量は814gだった(だからなんだ)。

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