フランスの人に想いを馳せて…… 2021/06/27
日記
・今日も今日とてちゃんとした日記を書けないな……。いや、ちゃんとした日記なんてものは存在し、これまで一度も書いたことないんだけど。
・でも、このうわーーってなってる感じも後々当時のことを窺い知る材料になるからいいんだ。これぞ未来の自分のためだけに書く日記の強み。当分はこんな感じだと思うけど、なんとかやっていくしかない。もちろん、やっていけない可能性も大いにある。
・今日話題になっていたツール・ド・フランスでの一幕。観客の持つ看板に選手が接触してしまい大クラッシュが起きた。
・これだけなら事故で済ませられそうだが、看板に書かれていたのが選手への応援メッセージでもない、ただの家族へ向けたおふざけメッセージだったことと、テレビに写りたいがために沿道から身を乗り出していたことが重なって、ツール・ド・フランスの事務局が法的措置に出るとコメントをするまでの自体に。さらに、看板を持っていた観客は現在逃亡中だそうで、もう取り返しがつかない感じになっている。
・負傷者が出たり、自転車が大破したり、リタイアする選手が出たりして最悪なんだけど、自分は観客のほうに同情してしまって、映像を見てなぜか自分まで心臓がバクバクした。この「ちょっとふざけたら取り返しのつかない事態にまで発展してしまった」という状況は、ここまで大規模ではないにしても身に覚えがあるし、もちろんこの観客だってまさかここまでの一大事になるとは夢にも思っていなかっただろう。看板を掲げているときのおちゃらけ顔と、その後に起きる大惨事のコントラストが強烈すぎて本当に苦しい。そして、逃げちゃうというのも正直わかる!!! そりゃ一旦逃げるよね!!!だって目の前が死屍累々のイメージ図みたいになってんだもん。この大惨事を引き起こしたのは自分だと認識したら、そりゃその場から立ち去るよ。
・で、時間が経って冷静になればなるほど、罪悪感や不安がどんどん膨らむ。ポケットの中のスマホは、家族や友人から来る鬼のような量のメールのせいで振動を止めず、それが罪の重さを何度でも再認識させるし、ネットでは自分の映像が繰り返しニュースで流され、法的措置という言葉まで登場している。「人生終了」の4文字に頭を埋め尽くされ、呼吸すらまともにできなくなるだろう。
・別にこの観客を責めないであげようとかそういうわけではなく(一番かわいそうなのは選手だし)、本当にただ、もう全部わかる……わかるよ……!!というだけなんだけど、どうにか丸く収まらないのかな。
・勝手にすごい同情しているけど、実際当人はどこ吹く風で友達の家に隠れてアイスとか食べてるかもな。それはそれですごい。