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サイステを観た観た観たっち 2022/06/18

日記

・SideM初の舞台作品、通称「サイステ」を観に行ってきた。間違えて縦で写真を撮ってしまったことからもわかる通り、かなりビビっている。

・だって、舞台でどんな話になるのかもわからないし、どんなことが起きるかもわからない。これまでは2次元体でしか存在していなかったアイドルたちが、現実の板の上に立って動き出すのだ。いや、ライブやプロミの朗読劇で声優さんが一時的にアイドルに"なる"ことはあったけど、あれだって半分は声優さんとして歌って踊っているわけで(もう半分はアイドルそのものである)、朗読劇も「朗読」と銘打っている通り、"絵"としての存在が前提にあり、それに声をつけている。でも、今回は"絵"が前提になく、実体を伴った等身大の人間としてアイドルたちが我々の前に顕現するのだ。声だけでなく目の前にいる物体の全てがアイドルになる。

・自分でも何を言っているのかわからなくなってきたけど、とにかくよくわかんねぇ!!! 怖いけど楽しみ!!!ということである。


・それで、率直に感想を言うと……

・良かったッス。

・いや、もうこれは良かった。もちろん全てが完璧だったわけではなく、少し気になるところもあったけど、総合的には「良かったッス」に感想が落ち着く。不安だった「実写になることでアイドルのイメージが崩れるのではないか」という点に関しては全く問題なし。最初こそ声も見た目も違うアイドルたちに戸惑ったけど、慣れてくると「舞台の上にいる人間は天峰秀や秋山隼人以外の何者でもない」と心の底から信じこんでいた。

・構成も、前半はサイスタ1章をなぞり、それぞれのユニットの紹介が済んだ後半から舞台オリジナルの展開、という割とオーソドックスなもので安心して見られた。SideMを知らない人でも全然入っていけると思う。

・これはもう解禁されている情報だから普通に書くけど、何よりも素晴らしかったのはライブシーン! それまでのストーリーでライブに向けての努力と協力が描かれ、ラストに満を持して幕が開くからその感動もひとしお。俳優さんたちのダンスがめちゃくちゃ上手くて、わぁぁ〜〜アイドルだ〜〜〜と圧倒された。演じているとかじゃなくて、本物のアイドルがそこに現れる。

・単純に新曲が良すぎてしゃーない!!!というのもある。

・あと、「アイドルがプロデューサーと会話するときは客席に向かって話しかける」という演出がとられていたのだけど、画的にめちゃくちゃ巨大なプロデューサーと話しているみたいでちょっと面白かった。

・そうだ、私が見た回ではライブシーンのラストに機材トラブルが起きて一瞬だけアドリブのファンサービスタイムが発生していてほっこりした。四季くんが客席を見渡して「オレの名前が書かれた団扇が全然ないっす!!!」みたいなことを言って慌てていた。

・2回、3回と重ねることでどんどん洗練されて良くなっていくし、可能性も広がるだろうから、これっきりにならず、シリーズとして続いてくれると嬉しいな。


・天王州アイルという文字列を見ると、センター分けにしてちょんまげを生やした美男子が「オレは天王州アイル!」と自己紹介する姿を想像してしまう。「天草四郎」と混線しているのだ。


・観終わって、強烈な飢えを感じたのでカレーを食べて帰った。インドカレー屋でルーの種類を選ぶとき、いつもバターチキンカレーと豆カレーにしてしまうのだけど、これを正解としていいのだろうか。もっとチャレンジしていきたいけど、好き嫌いがあるから派手な博打は打てないんだよな。


・「内」が落ちていた。


・うんこの画像ではなく、あんこの画像。

・あるものの準備のために小豆から作ったら、想定の倍くらい時間がかかってしまった。サイステのために家を出る時間が迫っていたので「早く完成してくれ……!!」と念じながら焦って豆を煮詰めていた。焦ってつぶあんを作る土曜日ってなんなんだ。

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