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どうして髭を 2025/02/23
日記
・16時に起きてしまった。3連休でなければ許されない所業。その日がうまく転ぶかどうかは、前日の睡眠時間にかかっていると理解しているはずなのに、午前6時とかに寝てしまうんだよな。アドレナリンに理性が勝てない。
・昨日、兄がヒゲの永久脱毛の初回施術を受けてきたということで、私も俄然興味が高まっている。
・私はそもそもヒゲが濃いほうではなく、電動シェーバーを使わずとも、コンビニのカミソリで十分に剃りきれるくらいなのだけど、だからこそヒゲ剃りの時間と手間が惜しい。ヒュー・ジャックマンくらい生えているなら、ヒゲ剃りの時間も大人の嗜みとして受け入れられる気がする。しかし、コンビニのカミソリで十分なくらいだと、なんでこんなチマチマしたもののために……という気持ちになる。
・月に1度クリニックに行き、最短で6回の施術で終わるそうで、それで永久にヒゲ剃りの煩わしさから解放されるなら、多少高いお金を出してもいいかなぁ。本当に効果があればの話だけど。
・とりあえず兄の感想を聞いてから決めることにしよう。半年待ってみてから考える。
・『ファーストキス』を観てきた。坂元裕二脚本の最新作であり、塚原あゆ子監督の最新作でもある。強すぎる二人だ。
・舞台の美術スタッフとして働くカンナ。彼女の夫は半年前、離婚届を出すその日に、線路に落ちた赤ちゃんを救って命を落とした。家族を残し死んだ夫を許せないまま、新しい人生を歩もうとするカンナだったが、期せずして15年前の「夫と出会った日」にタイムトラベルしてしまう。すでに失ったはずだった想いが蘇った彼女は、夫を救うために、出会ったあの日を何度も繰り返すが……というおはなし。
・坂元裕二らしい理屈っぽくもロマンチックなセリフと、個別具体性を感じる描写の数々。これを観に来ました!!という気持ちになる。「タイムトラベル」というファンタジーな要素が、生活に根ざした坂元裕二的な世界に噛み合うのかな?と思っていたのだけど、全く心配いらなかった。
・細かなセリフや仕草の積み重ねで、登場人物がどんどん魅力的に見えていき、そこから物語へ入り込んでいける。観終わるころには、松たか子演じるカンナも、松村北斗演じる駈のことも愛おしくてたまらなくなっている。「これ以上ぼくをドキドキさせないでください」という言葉をもう一度聞きたいがために、無駄にタイムトラベルを重ねてしまうシーンなんて最高だった。
・それにつけても松村北斗さんの良さ……。あの清流のようなしとやかさはなんだ。今、アイドルにハマるなら松村北斗さん一択だな……と思わされる。あの雰囲気の人がSixTONESで歌もダンスもバリバリにこなしているの、おかしくなってしまう。