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美食と悪食 2023/04/19
日記
・起きてすぐに獄激辛のペヤングを食べた。ご乱心としか言いようがない。歯磨きをした直後で口内に不純物が残っていなかったからか、前に食べたときの倍以上辛く感じた。
・汗と涙と鼻水を垂れ流しながらなんとか食べきって家を出た。起き抜けに激辛を食べるべきではない。一日中胃の調子がおかしくて、お腹に手を当てるとほのかに温かみを感じた。無理に飲み込んだやきそばが井の中でハロゲンヒーターのように遠赤外線で熱を発している。
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・夜に良い感じのご飯を食べた。無論、私は一銭も支払っていない。家族が食べさせてくれると言うので一切の遠慮なく下賜を賜った。
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・なんかペラいけどうまい鉄板焼の肉。鉄板焼とステーキを隔てるのは、箸で食べるかフォーク&ナイフで食べるかだと思っているけど合っているのかな。そんな単純な話でもない気はする。
・あと、お皿の柄が脳みそみたいですごいぞと思った。食べている間は味に全神経を集中させているので気づけず、全てのお肉が胃袋に収まったときにハッと気づく仕組みになっている。牛で脳みそといえばBSEだが、言っても誰も得しないので黙っていた。
・やっぱり私はこれから美食に生きていこうかな。白木のカウンターに札束を積んで、一夜でそれを使い果たすような享楽的な生き方をして身を滅ぼしたい。
・美味料理を食べているときも激辛ペヤングのせいで胃がテロテロしていた。やっぱりあんなもの食べるべきでない。黒毛和牛のサーロインだけを食べていればいいのだ。
・もう夜中だが、胃がおかしい。それどころか異変がどんどん下に降りてきて、お尻が放射熱線を吐くようになってしまった。こんなはずではなかった……。