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雨と腹痛と偏食 2023/05/29
日記
・雨降ってるしお腹痛いし……もう!!!と憤る朝。
・月曜日の朝は70%くらいの確率でお腹を壊す。もう「そういうもん」と割り切って生きていくしかない。それが胃弱の民の生き方。
・今日も今日とて駅のトイレへ駆け込んだのだけど、事を終えてズボンを履いた瞬間に鍵をかけ忘れていたことに気づいて肝が冷えた。(扉を閉めてはいたから、幸い外から丸見えになんてことにはなっていない)
・ただ、一瞬よぎったのは「用をたそうと扉に手をかけたはいいけど、中に人がいると気づいてそっと閉めてくれた誰かがいた」可能性だ。私が感じ取れないくらいそっと開けてそっと閉めてくれた人がいる可能性はゼロではない。このパターンはかなり怖いし、検証ができないから想像してしまった時点で「もしそうだったら……」という不安が際限なく膨らんでいく……。余計なこと考えちゃったな〜〜。あ〜〜嫌だ。
・電車に元気の良い小学生3人組が乗っていた。わいわいと騒ぎながらなぞなぞを出し合っていて、「耳から入って口から出る"み"から始まるものってなに?」という問題が聞こえてきた。
・耳から入って口から出る「み」……? たぶん私だけじゃなくて周囲にいた乗客全員が真剣に考えていたと思う。問題が出された瞬間、車内の空気が引き締まったのを感じた。
・み……み……み……。
・わかった! 「ミュージック」だ! 耳で聞いて口で歌うのだから「耳から入って口から出る」と言えるだろう!!
・なかなかおしゃれで良い問題だぞ!と感心して小学生が答えを発表するのを待っていたら、「あ、違った。口の中にあるビルってなんでしょうだ。答えは唇」とあっさり問題をすり替えた上、シンキングタイムを一切与えずに答えまで発表して愕然とした。こ、こどもすぎる……。でも、「違った」の一言でちゃぶ台をひっくり返せるし、それを躊躇しないのが子どもの良いところだと思う。かっこいいぜ。
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・生ライチを取り寄せた。去年某人が、果肉ぷるぷる、果汁ドバドバ、甘みめちゃ強だと紹介していて興味を持ち、生ライチのシーズンが来るのを1年間待っていたのだ。なんか生ライチは品質管理の問題で輸送が難しいらしく、5月末〜6月頭の限られた時期にしか流通しないらしい。
・そんな待ちに待った生ライチ、いざ実食!!
・………………
・うーーーーーーーーん
・苦手かも!!!!!
・確かに果肉ぷるぷる、果汁ドバドバ、甘みめちゃ強なのだけど、ライチ特有の癖もそれなりにあって反射的に口から出してしまった。そもそも私は普通のライチも食べたことがないんだよな。勇み足で生ライチに挑戦してしまったけど、まずは普通のライチから挑戦するべきだったかも。失策としか言いようがないな。
・余ったライチを捨てるわけにもいかないので、友人に連絡をとって譲ることにした。ライチは好きかと聞いたら「まぁ普通」と言われたけど、責任をもって全て食べてくれると信じている。フードロスの削減に努めていきたい。
私子どもが回るお寿司にAppleの高い耳栓忘れて店内にまだある表示があったから戻ったのに「この席になかった」と言い張る。次の客も入れてないから席片付けた人に確認して?と言っても「なかった」の一点張り。「警察呼んで音量鳴らすけど大丈夫?」って言ったら走って行って持って戻った
— 牧利江子@コミックエッセイスト (@toriatamaxp) May 20, 2023
・このツイートが「読みにくい文章の典型」だとそこそこ話題になっているけど、私も全然これくらいのことは書いてしまうのでひ〜〜んと思った。というか、私が同じ体験をしたらここまで上手く書けず、もっとしっちゃかめっちゃかな文章になると思う。上のツイートはかなり複雑な状況だし、心理状態も説明する必要があるわけで、書き手の気持ちを想像したらムズすぎて頭痛くなってくる。
・そもそも「体験談」って書くの難しいんだよな。実況見分みたいに起きた事実だけを羅列するならまだ楽だけど、「体験談」になると説明するべき事柄が一気に増えて混乱する。体験談を過不足なくわかりやすく書くなんてかなりの高等技術だ。こと、Twitterはいろんな制限のある場だし、読み手の存在が不確かなので難易度は跳ね上がる。
・嫌なのはこれを「添削」して、自分の文章力の方が高いと誇示している人間だ。ゼロから体験談を書くのと、既存の文章を添削してリライトするのは全然違うことなのに。たぶん添削している人でも、ゼロから体験談を書けと言われたらそんなに上手くは書けないと思う。添削した後の文章はどれも原文にある毒気が抜けて質素な体験談になってしまっているし。よくもまぁ恥ずかしげもなく添削なんてできるよなぁ。
・私は日記をもう4年近く書いているけど文章力は一向に上達しない。最初に書いたトイレの話も、電車で乗り合わせた小学生の話も、たぶんめちゃくちゃ読みづらい。
・ただ、この4年で体験談が書きやすくなる方策を1つだけ見つけることができた。
・書きづらいことは書かなければいいのだ。「う〜ん、これどうやってわかりやすく文章化したらいいんだろうなぁ」と悩んだら、もうその部分は書かない。抹消してなかったことにする。体験から何か感じ入ったことがあったとしても、言語化するのが難しそうなら諦めて次の話題に進む。そうすると一応体験談を書くことはできる。
・これを後ろ向き文章論として提唱したい。続けると文章力も言語化能力もどんどん落ちていって取り返しがつかなくなる(実証済み)。
・それはそれとしてネットで話題になっているツイートに触れてしまったので、爪と皮膚の間に針をさされるペナルティを受ける。