テプレノンとムコスタについて。
お薬Q&A ~Fizz Drug Information~にて少し勉強させていただきました。
http://www.fizz-di.jp/archives/1047909968.html
テプレノンの食事に対しての影響は気にしたことなかったな。
セルベックス添付文書より抜粋
2.食事効果
健康成人男子(18名)に本剤3カプセル(テプレノンと して150mg注))をクロスオーバー法で食後30分、1時間 及び3時間に経口投与し、血漿中濃度を測定し、下図及 び下表に示した。血漿中濃度曲線下面積(AUC)は食後 30分投与を100%とすると、食後1時間投与では変化なく、 食後3時間投与では約23%低下した。
頓服のロキソニンとムコスタはよくセットででるのに、セルベックスがセットの処方がないのはこういう理由もあるんですね。
併せてテプレノンのHSP70(熱ショックタンパク質)関連のお話を。
テプレノンの作用機序の一つにHSP70の誘導があります。
セルベックス添付文書より抜粋
3.熱ショック蛋白(HSP)誘導による細胞保護作用
モルモットにおいて、胃粘膜細胞内のHSP60、70、90を
誘導し、細胞保護作用を示すことが確認されている。
イレッサが間質性肺炎を起こす機序としてこの熱ショックタンパク質を減らすことが関連しているといった報告があって、イレッサの間質性肺炎の予防薬となる可能性も示唆されているそうです。昔見た記事でしたが、いつもお世話になっているブログの過去記事に紹介されていたのでこちらも参考に
くすりの勉強 -薬剤師のブログ-
http://yakuzaic.com/archives/89963