らべあろ企画「駅にまつわる思い出の一句」
またまた企画に参加させていただきま~す!
今回は駅にまつわる思い出の一句!
駅ってなんだかドラマチックですよね!
たくさんの人のたくさんの思いが
交錯している駅!
春風の新大阪や吾子巣立つ
(しゅんぷうのしんおおさかやあこすだつ)
もう10年ほども前の事ですが
長男が卒業し就職した先の
最初の配属先が東京でした。
いよいよ自宅を出て行くという日は
私と旦那とで新大阪まで送っていきました。
心なしか緊張した表情の息子に
「体に気をつけてしっかり
がんばりなさいよ!」などと
ありふれたセリフしか言えない私は
きっとそうなるだろうと思って
手紙と少しのお小遣いが入った封筒を
新幹線の扉が閉まる直前に手渡し
「じゃ~ね!」と送り出したのが
まるで昨日のように思い出されます。
結局手紙にもありふれたことしか
書けなかったし
小遣いもほんのちょびっとでしたけれどw
その日は息子を見送った後に
出勤したのですが
勤める保育園で子どもたちが
「せんせーー!これよんでー!」と
持ってきた絵本が
「のりものいっぱい!
だいすきしんかんせん!」みたいな絵本!
いや今このタイミングで
この本持ってくるんか~~い!
せんせいを泣かせる気か~い!
などと一人つっこみながらページをめくり
新幹線の本を見ながら思わず
号泣しそうになった
そんなことを思い出しました!
初めて息子が巣立って家を出て行くというのは
やっぱり何とも言えない気持ちに
なるものですね。
今は息子も大阪へは戻ってきてるんですけどねw
駅と言えばやはり出会いと別れ
そんなベタな句になってしまいましたw