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最強の経営理論

フェラーリは、コロナ禍の今でも絶好調

先日、新型モデルを発表したフェラーリ。

日本では、まだ未販売で、今回お得意様限定の試乗会で、お披露目になった訳ですが、人気は上々の様です。

フェラーリファンにとっては、久しぶりのFRとか、コンパネがシンプルとか評判みたいですが。まあそんなことはともかく、3000万円弱のこの車が、試乗する前から予約はが入っているほどの人気だとか。

コロナ禍で、サラリーマンは、大手でもボーナスカットとか給与カットとか言われている中で、本当に景気のよい話です。

どこにそんなお金があるのか?そう思う人も多いかですね。


そりゃあ、フェラーリだからでしょ

これほどの高価な買い物にもかかわらず、売り込みは全くゼロ。

でも、売れて行く。

そういう話をすると、「そりゃあ、フェラーリだからでしょ」という人が必ずいるんだけど、これが全くのお門違い。

フェラーリは、【無名の時】から、お客を限定して、販売台数も限定した営業方法を貫いてきてる。

つまり、売れる車なんて、作ってない。本当に車が大好きな、車マニアをターゲットに、車づくりをしてきてる。

だから、一般大衆なんて、見向きもしていない。

それを、全く売れないと時からやり続けた結果が、今のフェラーリの地位を確立してきた。


売ろう売ろうとすると売れない理由

気になる電化製品があって、ふらっと立ち寄ったお店。にもかかわらず、店員が聞いてもいないのに、ああだこうだと説明し始める。

その瞬間、緩みかけていた財布のひもが、ギュッと閉まる。財布のひもだけならいいけど、この店に来よう!という気持ちも、心の奥底にしまわれて行く。

売上を増やそう増やそうと【努力】すると、努力を辞めた途端、一気に売れなくなる。努力の方向がまるで違うんだな。

増やすのではなく、ほかっていても【増える】にはどうすればいいのか、そこに頭と知恵を使わないといけない。

 
ストーリーを語る 農家

とある、イチゴ農家のお話。

イチゴの品質には、絶対の自信があった。だから、イチゴの品質のよさ、どんだけ愛情持って育てているのかをひたすら訴えた。

で、売れたか?

答えは、NO

美味しいよ!と連呼したら、逆に、不信感が出て、お客は引いていく。

で、この農家さんのえらいのは、なぜ売れないのか、考えに考えて、そこに気付いた。

じゃあ、どうしたのかというと、「ストーリーを語り出した」

正直に、自分の失敗談を話し、たまたま、出会ったお客さんが、「これ美味しいねと言って、普段はイチゴは食べない、両親にお土産に買っていった。そしたら、その両親が、『こんな甘いイチゴは食べたことがない』そういって、お礼の電話をくれた。」

こんな、エピソードを語り出した。

すると、エピソードがエピそーを通見続け、色々な体験談が集まってきた。イチゴの味を宣伝するのではなく、イチゴを通して、人間の絆を語り出した。

すると、爆発的に売れ出した。

でも、その農家さん、それにおごることなく、「あえて数量は増やしません。私たちの手でできる、本物のイチゴには限りがありますから」と語った。

そうしたらどうなったか?後はご想像にお任せします。


強運経営=完全自動化経営

最強の経営は、尖がった、一方美人の経営哲学。

そして、それが自動的に利益を生み出すレールを敷くこと。

しっかりした経営理念や商品に対する自信があれば、売り込みは不要。ファンが勝手に宣伝をしてくれて、勝手に売り上げが上がって行く。

大切なのは、そんな自信がある商品やサービスをもつこと。

売ることよりも、勝手に売れて行く商品・サービスの開発が一番重要。最初にやるべきことを間違えていると、努力を辞めた途端に売れなくなる、負のスパイラルに入ることになる。

強運の人は、その仕組みが分かっているから、ドンドン成功していく。

昨日よりも半歩でもいいから、いい商品、サービスにしているか?昨日とおなじなら、後退していると同じ。

孫正義さんの名言、「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進 しているのである」。正にその思考ができる人が、強運体質の人だ。


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