年度末調整をしてきました
今年度、会社を立ち上げたのですが、費用の節約というよりも、法人の立ち上げを「自分の経験値として高めたい」、平たく言うと、「経験してみたい」ということで、すべて自分でやりました。
しかも、「登録免許税を半分にするノウハウ」を学んだので、それを実践して、費用をさらに抑えて、会社を設立することができました。
せっかくなので、「できるところは何でも」ということで、年末調整にもチャレンジ。事前に税務署で相談しておいたので、最終確認だけして、無事提出完了しました。
私の場合ややこしかったのが、1月~3月は、サラリーマンだったので、そこからの給与所得があったんですね。
その分の書き方がちょっとややこしかった。というのが、唯一の感想で、その他は、新たな学びがあり、「ひょっとしたら、税理士も行けたんじゃない?」と勝手に思ってました。
自分でやる意味
私は、【自分の人生そのものがコンテンツ】と思っています。コンテンツを充実させる意味で、いろんなことに挑戦、経験するようにしています。
その一例が、「自分で会社の登記をする」だったりしています。
なぜ、経験値を上げることが必要なのかということですが・・・。
世の中を見渡せば、自分と同じようなことをして、情報発信している人が必ずいます。しかも、自分よりもレベルの高い内容だったりします。
そんなのを見たら、「オレ無理かも」となりがちですよね。
ただ、自分が情報発信しようとしている点だけみるのではなく、違う面があれば、その切り口も変わって映る訳です。
その面を3つ作る。つまり、3次元で考えるイメージです。
以前、MSP-Me Selling Propositionでお話しましたが、例えば、刺身の話をするにしても、日々、天候や潮の流れを感じて魚に接しているベテラン漁師さんが言う場合と、栄養学を極めた料理研究家が話をする場合と、食べ歩きの情報発信をしているグルマーが言う場合とでは、受け取る人も全く違うはずです。
さらに、同じ漁師さんでも、北海道の人と関東の人と九州の人ではまた違います。
さらにさらに、日本酒にメチャメチャ詳しい人、ワインを飲み歩いている、ジビエに詳しい等々、そのバックグラウンドが違えば、さらに行間の醸し出す雰囲気がまるで違います。
たとえ、より秀でた経験値がなくても、その分を広さでカバーできればいい訳です。
その幅というのが、「経験の多さ」になる訳です。
MSPとビジネスのお話は、こちらの記事が参考になります。
全てのものは流れている
じゃあ、どうすれば経験を増やせるかということですが・・・。
これは、情報量に触れて、それを自分に落とし込み、その中でピンときたものは、とにかく体験することです。
情報過多の現代は、ともすると、大切な情報でも、Twitterのツイートのように流れていってしまいます。
コップにある水は、同じものは絶対にありません。
でもそれをただ、「水」とだけ意識するのか、「昨日飲んだ水と違う水」と意識するかで、見えてくる情報が違ってきます。
ストーリーの重要性
たとえば、ボルヴィック
毎日ボルヴィックを飲んでいるとしても、
味は同じだろうか?
フランスのどの地方から来たんだろうか?
どんな経路で日本に来たのだろうか?
あなたの口に運ばれるまで、様々ないきさつがあったはずです。
ひょっとしたら、温暖化で雪不足のため、いつもより深い山奥から運ばれてきたのかもしれません。
新しい精製ラインでろ過された水かもしれません。
これを私はストーリーと呼んでいます。
そしてこのストーリーこそが、MSPなんです。
同じ魚の話をするでも、語る人のストーリー、魚のストーリー、読んでくれている人のストーリーで、すべてが違うものに映ります。
このストーリーの大切さを教えてくれたのが、私が大好きな新田さんのこの記事です。
新田さんの文を読むと、まるでおとぎ話をよんでいるかのように、スーッと吸い込まれていきます。
ちょうど、アリスがウサギを追いかけて穴に落ちたように。
ストーリーの大切さを理解すると、ビジネスでも大きな成果につながります。
新田さんに興味を持たれたら、こちらで語られるストーリーに驚かれると思います。
今この瞬間がすべて
過去、現在、未来
多くの人は、この順番で流れていると思っているはずです。実際、歴史とはそういうものであり、未来は誰も分からない訳ですから。
しかし、過去の話を学んだり、記憶を思い出したりしたとしても、それをしているのは、今、この瞬間です。
未来についての記事を読み、自分なりに想像したとしても、それをしているのは、今、この瞬間のはずです。
つまり、あるのは、今、この瞬間だけ。
同じ水が二度とないように、今という瞬間も二度とありません。
一生に一度だけの機会と捉える「一期一会」
人との出会いで使われることが多い言葉ですが、実は、今という瞬間はもう二度とない、今、この瞬間を大切にしなさいという仏教からきた言葉です。
この瞬間を精一杯生きる。
この覚悟が、すべての道に通じていきます。