思い出は大切に保管しないと
私は趣味で旅行貯金をしている。
これは先輩が行なっていて面白そうだと思い2年前から始めたものだ。
旅行貯金というのは、旅行先の郵便局の窓口で自分の口座に入金をする。その際にどこの郵便局で入金したかという証拠として、その郵便局の局名が入った判子を押してもらうというものだ。
その判子には黒色で郵便局の名前のみが押されることがほとんどであるが、稀にイラスト付きのものであったり、緑色や青色など別の色で押されることもあったりする。
郵便局の窓口で入金する際の流れを素人ながら説明したい。
まず、郵便局の窓口で入金する際には、青色の「ご入金票」に氏名、性別、入金額、電話番号を記入する必要がある。
その後、貯金窓口で通帳、お金、ご入金票を郵便局員さんに渡す。
そうすると郵便局員さんはご入金票の記載が間違っていないかを確認し、お金と通帳を入出金用の機械に入れる。その機械により、通帳に入金年月日、取扱店番号、お預かり金額、現在高が印字される。
機械から印字されたのを郵便局員さんが確認して、上の写真のようにだいたいお支払金額の欄に郵便局員さんが判子を押す。
通帳を返却していただき、印字内容が合っているか相互確認をする。
という流れである。
先日、某簡易郵便局にお邪魔した。その際、3種類の判子があると言われたため、3回に分けてその郵便局で入金し、3種類全ての判子を押してもらえるようにお願いをした。
その際、1種類だけ金色で判子を押していただいた。私はそれまで430局くらい郵便局を訪れて入金していたが、初めての金色の局名印だったので大事にしようと思い、金色のインクが向かいのページに付いて汚れないようにティッシュで擦ってから挟んで次の郵便局へ向かった。
10分ほどで次の郵便局に到着し、入金をした。戻ってきた通帳を確認すると、先ほどの金色のインクが乾き切っていなかったため、おそらく機械に入れたタイミングで擦れてそのページが汚れており、上半分が金色ではなく黒色になってしまっていた。
せっかく金色で綺麗な局名印を押していただいたのだから、インクが乾くまで他の郵便局に行かずに帰ればよかったと後悔をした。こんな些細なことではあるが、思い出は大切に保管しなければならないなと感じた。今度は通帳のページの最後の行に押してもらって綺麗な状態で保管しようと決意した。
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