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NZのキッチンのショールームに行ってみた話
先週、キッチンの規格やどういったタイプのものの需要が多いかなどを調べに、awsomekitchenに行ってきた。
結果、毎度オーダーメイドなので、特にこれが、というものはないよ〜とあっさり言われた笑
日本のキッチンメーカーは、どんなに高いメーカーでも基本的にシステムキッチンである。それぞれのキッチンが商品化されていて、そこから変更できるオプション項目が商品ごとに決まっている。衣装替えのような感覚だ。
そして本体そのものの長さや形を変更できるオプションは基本的にない。もし形状を変えたかったら別の商品にするしかないのだ。
それに比べてここのキッチンは、全てがオーダーメイドだというではないか。しかもなんと現場に計測にまできてくれるそう。手間も時間もかかる。そりゃ高いわけだ。
ここニュージーランドにはユニットバスという概念もない。そこにはもちろんこの国の人がシャワーで済ませる人が大半ということが大きな理由なのかもしれないが、システムキッチンも一般的ではないとなると別の理由もあるのかなと考えてみた。
一つ目に家の広さ。
日本では限られた空間を最大限に活用するために、ユニットバスやシステムキッチンが進化してきたが、ニュージーランドでは広い土地を利用して建物が設計されるため、日本みたいに効率的な設計が求められていないのかなと。
二つ目に多文化であること。
ニュージーランドは多文化で溢れていて彼らの個々のニーズや習慣はそりゃもう多岐に及ぶ。
そういった背景もあって完全オーダーメイドで応えていくほうが逆に効率がいいのかなと思った。
ちなみにこの国キッチンのカウンタートップの高さは90㎝だ。
日本だと85cm。男性が使用、もしくは170㎝ほど背の高い女性でない限り90㎝に変更することはなかった。そして例に漏れず私の今の家のキッチンも90㎝なのだが使いずらい。肩が凝ってしょうがないので厚底スリッパでなんとか工面してる。
ショールームを案内してくれた人に聞いたら、多分高さは変えられるけど食洗機の規格が決まってるから変えたことないわ。と。なんと。こんなにアジア人(背の低い女性)が多いのに、そこは配慮されてないのか。
(でも帰って調べてみたら高さを調整できる食洗機も多くあることが判明)
もう一点気になったのは、展示の9.9割のカウンタートップがengineered stone だったこと。
日本では住宅でもステンレスのカウンタートップがまだまだ人気を誇る。人工大理石の人気もここ数年で急上昇してきたが同時に傷のつきにくいステンレス素材も次々に登場し、需要は半々といったところだろうか。
そして、人工大理石のカウンタートップに至っても日本ではまず柄はない。クォーツのカウンタートップはあるものの、シンプルに白、グレーなどがほとんど。一方でここのショールームはなんとまぁluxurious….天然の大理石を使用しているものまであり、豪華〜
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キッチンひとつとっても、文化や好みの違いが如実に現れていて面白かった。