28.現実を受け止めること…

月曜日…駒込病院診察
約2週間に渡り検査
その間、医師やスタッフの対応に
こころから癒されていく
自然にここで大丈夫という気持ちに

３週間後結果…
子宮体癌、ステージは1期から2期
子宮、卵巣のほかに
骨盤リンパなどお腹周りのリンパも摘出

子宮だけ摘出すれば
大丈夫と思っていたから
…しばし言葉に詰まる…
卵巣はなぜ？リンパはなぜ？

卵巣が悪さをして
がん細胞が出来ている可能性が高いから
卵巣も取り除きます

またがん細胞が低分化細胞のため
転移の危険性が高い…
だから周辺リンパを取り除きます

ひとつひとつゆっくりと
時間かけて説明をしていただき
…一応わたしの中では納得

1ヶ月後の入院、手術が決まり
まだ足りない検査の予定が入る

予定が決まりその安堵感からか
こころの現実を初めて受け止める
…子宮と卵巣取らなきゃいけないんだね
…もういのちを宿すことできないんだね

ふと涙がこぼれた
その日から毎日子宮に話しかけた
いままで大切にしていなくてごめんね

冷えるお腹を毎日暖めた
腹巻をして湯たんぽ抱えて
自分のカラダを愛おしく包んだ

当たり前だと思っていたことが
当たり前じゃなくなるとき
こんなにもつらいことに気付いた

わたし女性じゃなくなるのかな…
いろんな不安に包まれて
でも、現実を受け止めて…

このときは手術をすることを
選択するしか考えられずに…

今年も残りあと1ヶ月が見えてきた
11月の後半…入院生活が始まりました

…つづく