32.お仕事のパートナー
思い返せば…
高校時代より在日韓国人のお友達がいた
そのときは何のことだかよくわからず
ただ国籍が違うけど日本に住んでいる
そして彼女の名前が日本名になったときも
帰化した…ということもよくわからず
私の中では変わらずお友達という括り
そんな記憶の中…
お仕事の通訳でプンジャさんに出会う
学生交流事業で韓国からの学生を
迎え入れるときなど頼りになるパートナー
かれこれ6年ほどのお付き合いになる
彼女は在日韓国人だけれども
古き善き日本人の感覚を持ち合わせている
いや…私たちより日本人らしいかも
年齢もほとんど同じこと
人とのお付き合いなどの
倫理観や義理人情的な部分も
とても似ているところから
多感な学生と携わる部分で
大変助けてもらっている存在
彼女は日本生まれ、日本育ちですが
韓国籍を選択して日本に在住…
その感覚は複雑過ぎて
きっといろんな思いを感じながらも
今ここで生きているのだろうな
そんな風に思うと…
一つ一つの会話が滲みてくる
だんだん国際化している日本ですが
日本人以外にやはりどこか偏見がある
…私も含めて受け入れきれないものもある
同じ日本、地球に住んでいる
同じ人なんだけどね…
この感覚…なんだろう
身近に根っこの環境が違う
そんな人がいてくれることで
自分に対してもう一度問いかける
そんなきっかけを与えてくれる
…私の人間的な成長促してくれる
とても大切な方のひとり
そんな方がお仕事のパートナーであること
本当にありがたいなぁと感じる日々
…つづく