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香りを嗜む🌿

先日ある場所で
生花の香りに満たされて
幸せ気分でいたところ
ふと強めの香水の匂いが…

香りのTPOの場違いに
少し残念だなぁ…
そんな風に感じたことがありました

日本人は香りというと
香水のイメージかもしれませんが
香りは自然界にも存在するもので
香りを感じ取るということは
究極の感情の一つでもあります

たとえば
空気の香りも季節により違います

土の香り、雨の香り、木々の香りなど
香りの融合により感情にも結びついて…
懐かしさや愛しさやこころに触れる
ステキな記憶を紡いでくれる
そういうものだろうなと感じています

春は本当に大好きです
心とろけそうな甘い香りが
あちこちで香ってきます💕

昔は自然界の植物などから
香りを抽出していましたが
手間とお金がかかり大変でした

香水は化学的に香料を抽出し
いまは合成香料として
使用されています

合成香料を使ったものの良さは
香りが長時間強く持続するため
香りを長く楽しむことができます

しかし香りがぶつかると…
先日私が感じた違和感
多々あるのだなぁと最近感じます

ブレンドデザイナーを学ぶことにより
私自身の感覚が研ぎ澄まされているから
気になるのかもしれませんが…

日本人は香りのTPOを
あまり考えていない方が
多いかなぁとも思います。

…香りの文化はまだまだ未発達の日本

公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)では
香育という活動がされているそうです

香育とは
「香育(こういく)」は子どもたちに向けた「香りの体験教育」です。
植物の香りを体験することを通して、豊かな感性や柔軟な発想力を育むとともに、
人と植物との関わり、自然環境の大切さを伝えます。
公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)HPより

食品添加物もそうですが、
私たちはラクと大量消費という観点から
添加物をたくさん使用しています。

そんな理由からか…
子供たちが普段経験したことない香りを嗅いだ時に
臭い!というようになっていること。

自然界に存在するお花の香りでさえ
自分の経験値にないものは拒絶する子が多いそうです。

これこそ都会生活で自然界の香りに触れず
香りといえば合成香料の香りだけという生活から
脳内パレット🎨には数種類の記憶しか
留められていないのではないか…
そんな風にも思ったりしています。

日本は文化に対する深みが
弱いなぁと感じています。
日本食の良さを世界で認められて
初めて日本人の食文化を顧みはじめました。
芸術は特に漫画やアニメなども同じです。
香りも文化だと思います。

こころ豊かにするもの
思考を豊かにするもの

目に見えないものほど
大切に伝えていくべきものだと

香りを嗜む…
春のこの季節はいろんな香りが
街中でも溢れています♪

ふと立ち止まり感じてみると
人生がより深く感じられると思います💕

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