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94 ありがとう、しあわせだよと言いながら生き、亡くなる生き方 赤塚さんへ

赤塚さん、あちこちに「大好き」と「ありがとう」の気持ちであふれたお葬式でした。
赤塚さんと私と一緒の旅行にも参加され、他にもいろいろな場面でそれぞれが一緒だったきみちゃんが亡くなられました。祭壇のお花に赤塚さんのお名前があって、きみちゃんはどんなに喜んでおられることでしょう。誰のことも大切にされ、イスラエルの旅で、きみちゃんと赤塚さんと二人、コロナのときに、ポジティブになって、お寿司屋さんに行かれたときののこともブログに書いてくださって、きみちゃんはうれしくて笑っているだろうと思うと、私もすごくうれしかったです。だって、きみちゃんはそれをね。「かっこちゃん、私すごくラッキーだったの。大好きな赤塚さんと二人残れたんだよ」って笑ってた。

きみちゃんの病気がすすんで、「私、宮ぷーのように、『私のうしろにも道をつくりたい』と言いました。「きっとそうするとみんなに約束したい」とも言いました。それは、大変な病気になったけれど、回復するよという意味だったのかもしれないけれど、でも私は、きみちゃんはみんなとの約束を守ってくれたなあとも思うのです。
赤塚さん、どんなことにも不満を持たずに、「ありがとう」「大好き」「なにもかもに感謝してる」「しあわせ」を言い続けながら亡くなることができるということは、そんなに簡単なことではないと思うのです
きみちゃんは、そんな生き方があるんだよ、亡くなり方があるんだよと伝えてくださったなあと思います。そしてそれがきっと大きな道となったなあと思います。
ねえ赤塚さん、亡くなることも、生きることもきっと同じなのですね。

きみちゃんとは、毎日ラインしたり電話もしました。
「かっこちゃん、生きた証がほしい」、そして、「何か心の拠り所がほしいな」とも言いました。だったら、本を作ろうかと提案して、私は私で必ず出版すると約束するよと言いました。
そして、みなさんのおかげで、ほんのちょっとお手伝いしただけだけど、本が二冊できて、約束を守れたかなと思ったけど、赤塚さんそれは大きな間違いでした。お手伝いしたなんて、私はなんて傲慢なのでしょうね。大きなきみちゃんの生き方に、心が揺さぶられて、本当に私たちはいつもしあわせで、守られていると実感させてもらえて、応援をしてもらったのは私の方でした。その大きな愛で、これからだって、多くの人の生き方を照らしてくださるのでしょうね。

そしてきみちゃんがね。「ゆきえを頼みます」って最後の電話で言いました。ゆきえちゃんはきみちゃんのお嬢さんです。
赤塚さん、私、また約束をしてしまいました。
どんなことができるかわからないけれど、出会えたことには、大きな意味がありますね。きみちゃんが出会わせてくださったゆきちゃん。本当に素敵なお嬢さん。もしきみちゃんのお嬢さんでなくても、大切にしたいご縁なのは間違いありません。けれど、いっそう大切にしたいと思います。

赤塚さん、イスラエルとヨルダンへ行く旅が近づいてきましたね。
イスラエルの旅のことを考えてくださっている友達が外務省の海外安全ホームページを見られたそうです。そしたら、「かっこちゃん、アフリカには全部色がついていて、真っ赤っかでね。エジプトやメキシコやペルーやトルコやインドや、インドネシアとイスラエルは同じ色、同じ安全度だったから安心した」と言いました。
見た事がなかったので、「そうなんだね」と言いました。
もしかしたら、日本も、その地図には色がついていないけど、地震で危険な場所って言われているかもしれないですね。
改めて、最初に赤塚さんと出かけたイスラエルの旅を思い出していました。あの旅が、私の人生の大きな分岐点だったように思います。
赤塚さんが書いてくださいました。
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 かっこちゃんと初めてイスラエルを旅した時、エルサレムの町を朝散歩して、
かっこちゃんは僕に聞いたね。

「あかつかさん、イエスさまは人間?」

  うん、神さまの霊に満たされた肉体を持ってこの世を生きられた人の子だよ。

「あかつかさん、神さまのもとではみんな平等?」

  そうさ、誰もが神の子だからね

「じゃあ、あかつかさん、イエスさまとユダさんは平等?」

   そのとき心の中では、ちがう!と叫ぶ僕がいた。
イエスと裏切り者ユダが平等なわけないじゃないか。

  だけど、「かっこちゃんが感じたことが本当かも知れない」と答えた。

 かっこちゃん、あのときから僕は「信じること」より「考えること」
「考えること」より「感じること」をより大切に思うようになったんだよ。
・・・・・・・・
赤塚さんがまるで、サムシング・グレートの計らいのように前の年のバリ島の旅行に、イスラエルに行こうと、それだけをおっしゃるために来てくださって、そして、お散歩ができて、あの瞬間がありました。それから、私は、学校の子供達も自分もみんな同じように大切で大好きと思えるようになりました。そして、嘆きの壁の前で祈りながら揺れているユダヤのみなさんを見て、自閉症のお子さんの揺れることや祈りのこと、脳のしくみや、もっともっと多くのことに興味を持つようになったのです。
赤塚さんありがとうございます。本当にありがとう。

それからイスラエルに行くたびに、新しいことを考えるのです。だからきっと今度も素敵な旅になりますね。
旅のお知らせのリンクもここにおいておきますね。
https://akatsukakoji.jp/tour/jordanisrael/

ねえ。赤塚さん。
私も青森へ行くよ。岩手にも行くよ。縄文のこと知りたいです。ありがとう。赤塚さん。
早く会いたいです。

またね。かつこ

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