見出し画像

70 「できないこと」と「やらないこと」は違うのです。かっこちゃんへ


 かっこちゃんとの続・魔法の文通、70回目だ!

   パンパカパーン

 アタマの中で、ファンファーレが鳴ったよ。

  毎日、毎日がずっと続いているけど、週のアタマ、月の終わり、一年の始まり・・・
節目というものがあります。
70回目が特別で、71回目は普通だという訳ではないのだけど、
やったー、70回目――と喜ぶ僕です。

 合宿、楽しかったなぁ。
The Daijobus ウクレレ初めて持つ仲間。
僕は、ギターは弾いたことあるけど、ウクレレはちゃんと弾いたことなくて、
このグループのメンバーにしてもらって、練習した。
 弦もギターは6本、ウクレレ4本、チューニングも音階も何もかも違う。
だから、かえって戸惑いながら覚えている途中です。

 「満天の星」そして「コーヒールンバ」をライブハウスで演奏することになりましたね。
韓国へ、そしてトルコへもウクレレを持っていき、夜、部屋に集まって練習しました。
 かっこちゃんがいつの間にか完璧に弾きこなしているのを驚きをもって見ました。

かっこちゃんはいつも「やる」と言います。
まわりはみんな、「そんなのできるわけない」と言う。
かっこちゃんは「できます」と言います。
そして、いつしかできています。
それは、かっこちゃんが「やる」からです。
他人の評価を気にすることなく、やりたいと思ったことを「やる」。

 かっこちゃんはいいます。
「できないのじゃない、やろうとしないだけ」と。

 全くそうだと思うよ。
かっこちゃん、本当にそうだね。
「できるわけない」と言う人は、やったことがない人。
そんな人たちの声を聞いて、やらずに終わってしまったことが無数にある。
いつの間にか、「世の中は思い通りにならない」と、世の中や他人のせいにして、
やらないでいたことが「できないこと」に変わってしまっていた。

 「できないこと」と「やらないこと」は違う。

いつしか別々のことが一緒になって、思い込みの世界が創り上げられてしまっている。
昭和の時代、そう、僕たちが子どもだったころTVでこんなコマーシャルがあった。

「大きいことはいいことだ~、
  森永エールチョコレート」

これも「大きいこと」と「いいこと」はちがう。
大きいことは、大きいこと。
いいことは、いいこと。
そんな風にしていくつもの錯覚が創り上げられて、僕たちの世界が出来上がっている。
だから、ほんの少し立ち止まって世界を見たら、もっとシンプルで美しい世界が見えるはず。

「できない」にしてしまっている「やらない」ことを、
「できる」、にすれば楽しいね。
ほとんどの悩みなんて、他人の評価を気にするからだ。
自分の未来に何の責任も負うことのない人たちの目を気にして生きることが、
いかにもったいないことなのかと思います。
 できない理由を100個並べたって人生は変わらない。
でも、やれる道を一つ見つけて歩き出せば、人生は楽しくなるね。

 そんな世界をかっこちゃんは塗り替えて、「できる」を見せてくれる。
かっこちゃんは気づいてないだろうけど、かっこちゃんが歩いた跡には花が咲いている。
それは、
そんなかっこちゃんの生きざまが、かっこちゃんに触れた人の人生を変えてきたからだ。

 養護学校の先生だった時も、主婦で母親で作家で講演家。
宮ぷーが入院しているときも毎日2時間運転して金沢まで通い続けたね。
村上和雄先生と雪絵ちゃんとの約束を果たすため「リト」を一秒でも早く世に出そうと、モナ森出版まで立ち上げたのでした。
それにモナ森工務店の店主でもあり、家のリフォーム、それから洋服から靴まで、なんでも作ってしまうのでありました。

 僕もかっこちゃんと一緒にいるうちに「できない」と思えなくなってきたよ。
12年毎朝書き続けているブログも、400回以上毎週書いているメルマガも、
かっこちゃんがやり続けてくれているから僕もやれた。
そして今、ウクレレバンドがライブハウスで大勢のお客様を前にして演奏しようと願晴っているのです。

 The Dajobusの合言葉は「大丈夫」と「やぁ!」
京都のライブハウスでの発表が楽しみだね。
かっこちゃんは、何曲も作詞作曲し、ウクレレの楽譜の本まで出したよ。
なんて素晴らしいのでしょう。

 新メンバー、ようちゃんからメールが届きました。
「あかつかさん、ウクレレ合宿、ありがとうございました。 
 仲間と集まり楽しい時間を持つ。

いずれもイスラエルを共に旅した仲間で、
旅を通して生涯の友を見つけるとはこういうことですね。

私たちを迎えていただきありがとうございます。
たくさんのおもてなしに心より感謝いたします。」

 ようちゃん夫妻もかっこちゃんとイスラエルを旅しました。
The Daijobusみんなイスラエルを旅しています。

 「その旅を通して生涯つきあえる友を得ること。
それが出来たら、その旅は成功と言える」
と糸川英夫博士はいつも言っていました。
だから、僕らの旅はいつだって大成功だね、かっこちゃん。

 かっこちゃんは、今、ベトナムを旅してるね。
娘のももちゃんと二人旅。
いい旅してきて、話を聞かせてね。

 僕は今、東京から熊本に飛ぶ飛行機の中でこの手紙を書いています。
月に一度の聖書塾、阿蘇は風の丘・大野勝彦美術館で全国から仲間が集まって学び合います。
それが終わって一度三重に帰ったら、何年ぶりだろうかパラオに行きます。
ペリリュー島で、戦争で亡くなった英霊の皆さんに感謝を捧げる旅です。
ようやく行けます。

 京都のライブハウスでのコンサート、楽しみだね。
   練習頑張ります。

   またね、かっこちゃん。

        高仁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?