合計9-1⁉シティーリーグ予選全勝ガブギラ解説
初めまして。葛根湯(@cavacore)と申します。
今回シティーリーグ入間で同じデッキを2人で使用し、私は5-0で予選全勝。もう一人は4-1と好成績を収めることができました。チャンピオンズリーグ愛知には残念ながら抽選落ちのため、出場することができませんでしたが、十分戦えるデッキだと思いますので、今回はそのデッキを紹介したいと思います。また、デッキを選んだ経緯やシティーリーグを踏まえたCL愛知に向けての改良案なども載せておりますので、よかったら参考にしてください。もし記事の中で質問等がありましたらお気軽にご連絡ください。
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1.環境考察
世は三神時代。
先行サポ使用権がなくなったことにより先行を選ぶ価値がある三神が環境トップになることはCL東京終了時には想像されていたと思います。
そんな中12月の新弾「ソード、シールド」に収録されたカードが
ザシアンv
メタルソーサー
この化物達です。
このザシアンvの強さは言うまでもありません。
先行で事故らない。+αでタッグを倒せる高火力。フライパンと合わせて弱点なしの高耐久。これに鋼パッチことメタルソーサーまで来たわけですからそれは強いこと間違いありません。
事実、12月頭に開催されたシティリーグでは軒並み三神ザシアンが勝っていました。
対戦レポのほぼすべて三神ザシアンなどもちらほら見かけます。
この時点でCL愛知(当時は抽選待ち)に向けて
「ミラーに勝てる三神ザシアン」か「三神ザシアンをメタれるデッキ」
を使う必要があると判断しました。
しかし、環境は進み小ズガ・タチフサグマ等の非gxデッキが出てきました。三神を一撃で倒せるTAGデッキはグズマやアセロラがレギュ落ちした環境で高火力が出せるその他非GXデッキはできれば相手にしたくありません。
三神、非GX、TAGの三すくみが予想される環境。
それでも地力の高さやフィオネの採用もあり環境に一番多いのは三神ザシアンと判断しました。
シティリーグ参加前に予想したのTier表がこちらです。
Tier1
三神ザシアン
Tier2
ピカゼク
レッドパーフェクション
タチフサグマ
Tier3
モルペコ人形
小ズガ
ズガアゴ
ギラマネロ系
その他
デッキ選択経緯
三神ザシアンを倒せて尚且つ環境で必要な条件として考えた条件が
①相手の2ターン目のオルタージェネシスgxの返しまでに280点で三神を倒す
②アルティメットレイ150+30、できればブレイブキャリバー230+30を耐えられる
③アタッカー1体目が倒された後も盤面の復帰が素早く手軽にできる。
④非gx相手のプランがある
⑤三神で相手より早くオルタージェネシスを打つ
⑥特殊なカードで相手をロックする
①オルタージェネシスの返しまでに280点
レッパのフレアドライブgx、レシゼクのらいえんむそう+10、
たけるとうきリザードンの30+50×5エネ連続ブレイズボール280。
候補は色々出てきました。
ここで課題になってきたのが前述した火の玉サーカス小ズガです。
単純なTAGデッキを使うとサイドを3-3で取られて簡単に負けてしまいます。しかし小ズガは使ってみるとねがいのバトンがレギュ落ちした影響もあり、以前からの課題であるリセットスタンプがとても辛い。
さらにフィオネの採用が増えてきた三神によってピッピ人形のパワーが薄れてきたのが致命的であり採用には至りませんでした。
②アルティメットレイ、ブレイブキャリバーに耐えられる
基本的にTAGの270ラインであれば戒めの祠、げんきのハチマキ、ガラルジグザグマがなければ耐える可能性があります。
さらに新弾で出たのが
大きなおまもりです。これにより戒めの祠やげんきのハチマキを使われても耐えられるようになりました。
③アタッカーが倒された後も盤面の復帰が手軽で早い
特に溶接工が使われる炎デッキの弱点として復帰が難しい。
カキとカプテテフGXがレギュ落ちしたことによりアタッカーが倒された後の盤面の再構築が難しいと考えました。
ビクティニVは一つの解決策であるが三神相手に技を使ってエネをつける、そんな余裕があるのだろうか??
次点でレッドパーフェクションでソルガレオGXターボストライクを使用し、
後続にエネをつける案があります。
その他のデッキで考えられるのはピカゼクのフルドライブ、
カラマネロのサイコリチャージです。
④非gx相手のプランがある
大きなおまもりが出てきたとはいえ高打点の非gx相手にはTAGデッキは厳しい試合が予想されます。まんたんのくすり、アセロラ等のレギュ落ちによる回復カードの減少があるためです。これを改善するためには三神を使って、サイドレースを早く進める、マオスイレン・すごいきずくすりを複数使う、非GXカードを採用する、ダメージを複数体に与えれるプランを使うことが考えられます。
⑤相手の三神より先にオルタージェネシスを打つ
ビート、エネルギーつけかえなど考えられる点はあるもののうまく回らず。以前から環境トップを使いこなすにはミラーの調整をかなり詰める必要があると感じており、調整人数・時間が足りないため今回も断念。
⑥特殊なカードでロックする
今回でいうタチフサグマ枠である。
試しに使ってみるとかなりいいデッキと感じるものの予想外の進化デッキに対応できないこと、フィオネ・カスタムキャッチャーが流行ってきたことを受け断念する。
以上のことから⑤と⑥を断念したため①〜④に合致するデッキを探した。
結果生まれたのが
ガブギラです。
1ターン目に直撃弾、2ターン目にカラミティエッジを打つことにより三神を確実に落とせます。また、倒された後もカラマネロさえ並べていれば簡単に盤面復帰できます。非GX相手にはギラティナビートプランもあります。
これは環境に合っているのでは??と感じ調整を始め、デッキ選択に至る。
当日のマッチアップ
3.シティリーグ当日のマッチアップ
1回戦 レッドパーフェクション 後攻 6-5 〇
後攻でシロナを打つも後続のサポートやカラマネロを引けず、しばらくギラティナを盾にして時間を稼ぐプランを選択。
最近のミュウミュウはジラーチGXが入ってない構築が多く、カラマネロさえ立てば楽勝かと思いきやお相手はジラーチGXをベンチにプレイ。
まあそれならそれでウッウVでジラーチをとった後、シャドーインパクトでとればいいかと思っていましたが、一向にドロサポが引けず。
さらにベノムシュートのアーゴヨンGXやクロスディヴィジョンのエフィデオまでトラッシュに送られ、カラマネロを飛ばされて相手のサイドがじわじわと減っていきました。
流石に負けかと思いましたが、相手が緊張のため、ギラティナにつけていたおおきなおまもりの存在を忘れてくれたり、ベノムシュートを打つターンを1ターン遅くしてくれたためにシャドーインパクト×3回でミュウミュウを1体倒し、2体目のミュウミュウはやぶれたとびら3回載せていたので、ガブギラのカラミティエッジで倒して勝ち。
相手のミスで拾えた勝ちですが、大型大会ではこういう勝ち筋を追うことはとても大切だと改めて実感した。
サイドレース
ターン:1→2→3→4→5→6→7
相手: 1→1→1→1→1
後自分: 3→3
2回戦 3神ザシアン 先行 6-4 〇
後述の各デッキの相性・立ち回りで触れますが、先行は基本的に有利です。ガブギラの直撃弾→カラミティエッジで3神を倒しす。返しのザシアンにガブギラが倒される。2体目のガブギラでザシアンを倒し3体目のザシアンにメタルソーサーとカスタムキャッチャー2枚で負けという状況だったが引かれず、ウッウVでベンチの種ポケを倒して勝ち。
サイドレース
ターン:1→2→3→4→5
相手: 4
先自分: 3→2→1
3回戦 3神ザシアン 先行 6-5
相手のスタートがあまりよくなく、1ターン目に3神が出てこず、1ターンで遅れて2ターン目からエネルギーをつけ始める。
序盤でジラーチを倒すこともできたので、3神に直撃弾当ててカラミティエッジで楽勝ムードかと思いきや、マオスイレンで直撃弾を回復されつつ、オルターを打たれる。
この場合、カラミティエッジ2回で3神を対処する必要がありアルティメットレイを打つ余裕を与えてしまいベンチの2体のザシアンに3エネついている状態になって一気に劣勢に。ただし、こちらもアルティメットレイで1回は耐えるので180ダメカン乗ったガブギラで3神を倒す。返しにザシアンに倒されるもののブレイブキャリバーはターン1の為、2体目のガブギラに大きなお守りをつけジージーエンドでベンチのザシアンを倒すことで、2ターンもらうことに1チャンスをかける。
お相手はベンチに追加のポケモンが並べられず、ザシアンが殴れない状態でターンが返ってくる。ここで自分は手札が0の状態で、お相手は手札が6枚以上という状況。グレートキャッチャ―もしくはカスタムキャッチャーを引いていて、こちらにはザシアンを1パンすることができない為、ほぼ負けを確信。しかし、このタイミングでトップスタンプを引き、相手の勝ち筋がすべてデッキに戻る。次のターンで相手にカスキャ2枚にもグレートキャッチャーにアクセスできず投了。運に救われました。
サイドレース
ターン:1→2→3→4→5→6→7→8
相手: 4
先自分: 1→0→3→0→0→2
4回戦 超バレット 先行6-3
あまりミラーはいないと予想していましたが、ここにきてミラーと当たる。こちらにはウッウVがいるため、ベンチのカラマネロを狙撃していくプランで攻めることにしました。途中までは優勢に進めるも、相手もギラティナ、お札でベンチに打点をばら撒き、こちらのサイドが3になったタイミングでデプスボムのズガドーンが登場し、打点がばら撒かれこちらのカラマネロが除去されます。しかし、相手のカラマネロをウッウVで確実に除去し相手がエネルギ―をつかなくすることで、ぎりぎり逃げ切りました。
ガブギラスタートしてしまったので、倒されていたら危なかったです。
サイドレース
ターン:1→2→3→4→5→6→7
相手: 2→1
先自分: 1→2→1→1→1
5回戦 ピカゼク 先行 6-5
最終戦でお互い決勝トナメ進出が決まっていた為、なごやかなムード。
お相手ライライスタートで2ターン目のタンデムショックでウッウVが落とされます。ガブギラの直撃弾でライライに40点乗せ様子をみます。
お相手はハンドがあまりよくない様子で、バトル場のライライが下がらず、80点タンデムショックを選択。返しのターンにカラミティエッジで倒す。
次のターンにピカゼクの3エネタッグボルトでガブギラが倒されるも、
ベンチに準備しておいた2体目のガブギラとジグザグマで倒して勝ち。
ターン:1→2→3→4→5→6→7
相手: 2→0→3
先自分: 3→3
同じデッキを使用した友人の予選成績も載せておきます。
1回戦 水ミュウミュウ 6-0
2回戦 オドリドリユレイドルモルフォン 6-0
3回戦 レッドパーフェクション 4-6
4回戦 レシリザ 6-3
5回戦 三神ザシアン 6-3
3神ザシアンには全勝しており、構築はある程度は正解だったと思います。
ここから有料部分になります。当日使ったデッキレシピと採用を検討したカード。それぞれのマッチアップのプレイングやCL愛知に向けての解説まで乗せてありますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
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