顔隠し芸とフラッシュ

こんにちは、また読んでくださりありがとうございます。前回長々と写真について書いてしまいましたが今回も懲りずに書いていこうと思います。

初めて書いたnote、よかったと声をかけてもらったり自分の性格的なところを知ってもらえたりしたので、改めて自分の考えを文章にするのは大事なんだと実感しました。

まあでも、他の人のnoteをほとんど読んだことがないのでわかってませんでしたが、前回のは長かったみたいですね。

今回は、パーティーの現場で気をつけていること編です。そんなに長くないはず。

目次

●顔隠し芸

●フラッシュ

今回は手短めに二項目で書いていきます。

以下よろしくお願いします。


●顔隠し芸

わたしの写真を撮る際の特技的なところとして、顔が写らない写真を撮るというものがあります。

なんでそういう写真を撮るようになったのか。

わたしは顔が写ってない写真やイラストが好きというところが一番大きな点です。顔がちょっと隠れてる思わせぶりなくらいの写真、いろいろ考えさせられて良くないですか?

人の目や口、表情って情報量多いし、物語ってしまうというかメッセージが強くなりすぎてしまうこともあるんじゃないかと思います。

なので、自分で好きに考えられる写真が好き。文字通り「人の目を気にせず」眺められる写真は肩肘はらず見られるのでいいです。

また、現状唯一わたしが所属するパーティーのレジデント達はDJ、VJとも半分以上顔出しNGという少し珍しいパーティーです。思い切り面白いことしてる反面、みなさん大人ですので、会社とか家族とかいろいろあるのでしょう。面白い様子を写真に収めつつ、個人が特定されないよう留意しています。

前述の通りわたしは顔を隠した写真が好きなので、顔を写さないよう撮影するのはわたしには持ってこいの条件であり、その所属パーティーは開催場所を固定の店舗にせず転々とするし、ブースの作りもころころとよく変えるのでいろんな状況で顔を隠す写真を撮らせてもらってすっかり鍛えさせてもらいました。

あと、これは自分なりのこだわりみたいなものなのですが、顔は写りたくないけどそこに居た事実は残したい人に、記憶を鮮やかに、思い出を美しく残せる写真を撮れたらいいなって思っています。

わたしは自分の見た目があんまり好きじゃないので、基本的に写真に写りたくないです。特にパーティーで高まってぐちゃぐちゃな状態の自分が写真に残っているのは見返したとき苦しいですね…。

でも、後に思い返してもアレはすごいイベントだったとかそういう、面白いイベントに行って自分も参加者としてイベントの一部だったんだよーって思いたい。その場にいたことは主張したいので、後ろ姿とか服の一部だけとか、顔以外で自分だとわかるものとかなら写して欲しい。

写真っていうのは顔を写すことが出来ないとダメなものではないと思うので、そういうのもアリかなと。

それで、自分みたいな考えの人がいるんじゃないか、またそれだけじゃなくて職場のこととか家族のこととか、理由は様々ですが顔は写りたくないけどその他なら撮られていいタイプの人っていうのはある程度いるんじゃないかと思い、現代のコンプライアンスに則した写真を撮れたらと思っています。

写真を見ることであんなことあったこんなことあったを思い出すきっかけにしたいし、形として残るものなら出来るだけ美しく形作りたい。そういう考えがあって、顔隠し芸を撮るようになったし今後も続けていこうと思います。

ただ、ある時「初めておげったさんの写真見たとき、なんでこんな変に顔隠れる写真なんやろ失敗したんかなって思いました。」って言われたことがあったので、そこはちゃんとわたしのこだわりを知らない人にもメッセージとして伝えられるよう作品に昇華して残していかないといけないなと反省しました。これからの課題ですね。


●フラッシュ

暗いところの写真を撮るときに使用されるフラッシュ。撮る方としては、暗いも明るく撮れるし便利なんですが、現在わたしは使わずに撮影しています。これも少し自分なりの考えを持った行動だったりします。

というのも、フラッシュを焚くと撮られる側は眩しかったり、びっくりするかなと思って控えています。フラッシュを焚いたら強い光の残像が残ってチカチカするので頭痛くなるかなと。

あとクラブの照明はスタッフさんがいてくれて操作してくれているところもあるので、フラッシュを焚くと計算されていない照明になってしまって、演出の邪魔になってしまいやしないだろうか心配になるところもあります。

また、クラブは暗くして周りがあんまり見えない状態で大きな音で音楽が聴けるところが好きなのですが、フラッシュで一瞬明るくなってしまって周りの様子が見られてしまうとそっちに気が向いてしまう。暗くて薄ぼんやりしたところに生息したいわたしとしては瞬間的にでも照らされると醒めてしまうのです。お客さん目線でカメラマンをとらえたとき、パーティーに没入するときの邪魔と思われないよう気をつけています。

自分のカメラの原点に戻ると、最初は写真部の活動だったのでカメラを構えるのは山の中で、深夜に星を撮影しに行ったりしていた田舎者なので街頭ひとつない田舎道を歩くのは平気なのですが、ギラギラするネオンがたくさんある大阪の夜はなかなか慣れません。原始人みたいなことを言ってしまうのですが、個人的には夜なのに明るい光があるのはそんなに好きじゃないのかもしれません。単純にフラッシュを使い慣れていないだけかもしれませんが。

使えた方がいい写真撮れるんだろうなと思います。クラブの暗さはカメラには大敵で、暗くて何を撮ってるかわからなかったり出来るだけ明るく撮ろうとしたらブレるし、今だ!という瞬間を撮り逃さないためにフラッシュを使えたら自分のパーティーフォトの質も上がるんかなと思ったりもします。

今のこだわりが折り合いつけられたらフラッシュも使うようになるかな。


結局長くなってしまいましたが、以上がわたしパーティーの現場で気をつけていることです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

●追記

2019年11月に記載していたものを2021年の4月に手直ししているのですが、自分の文章にとげがあって笑ってしまいました。2020年は新型コロナウイルスの影響で軒並みパーティーが中止されたり配信に変わったりして撮影本数がいつもの5分の1以下になってしまって、パーティーフォトについて考えることも少なくなってしまいましたが、現状自分のこだわり的なところは変わっていません。

ただ、自分の考えを書くことで誰かの活動を否定してしまっているのではないかと考えることが増えました。

これは自分を肯定する文章でも誰かを否定する文章でもなく、仮に否定されたと感じる方がいたらそれはわたしの文章力のなさなのであまり気にしないでください。写真は撮り方も十人十色だし時代によっても変わっていくものだと思っているし、そいういところも面白いと思っているので。

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